熱海市議会3月定例会本会議。斉藤市長の施政方針(5)逢初川沿い市道再整備及び用地購入について。

③ 逢初川沿い市道再整備、用地購入

逢初川流域の復旧・復興に向けて、逢初川沿い市道の再整備を、静岡
県が進める逢初川改修事業と同時期に実施し、被災地の中核となる道路
整備を進めてまいります。
④ 災害廃棄物、土砂の処理
被災地から笹尻仮置場に集積された災害廃棄物等につきましては、そ
の素材ごとに分別し、リサイクルや焼却するなど適正な処分を進めてま
いります。また、今後本格化する被災家屋等の公費解体による災害廃棄
物等に関しましても、周辺の環境に影響が出ないよう適切に管理し、処
分してまいります。
災害で発生した土砂につきましては、熱海港海岸環境整備事業の埋立

5
て材として活用しておりますが、仮置場近隣の皆様の早期の負担軽減の
ために、これを速やかに進めてまいります。また、この事業に併せて、多
賀地区の高潮対策の推進も、静岡県に要望してまいります。
⑤ 災害派遣職員の確保
伊豆山土石流災害からの復興をいち早く実現していくため、静岡県を
はじめ、浜松市、富士市、伊東市からそれぞれ 1 名ずつ、合わせて 4 名
の技術職員を派遣していただき、道路の工事設計業務、用地関係業務及
び復興まちづくりに関する国や静岡県との連絡調整などに従事していた
だく予定です。現状、熱海市の技術職員の数が限られる中で御協力をい
ただくことで、復興への取組みがより円滑に進むものと期待をしており
ます。また、職員を派遣いただく静岡県及び各市に対しましては、改め
て御礼を申し上げます。
⑥ 消防ポンプ自動車の購入
伊豆山地区を管轄する消防団第四分団消防ポンプ自動車につきまして
は、伊豆山土石流災害により被害を受けたことから、新たに車両を配備
し、必要な消防力の確保に努めてまいります。
⑦ 被災事業者復旧支援
令和 3 年 7 月の伊豆山土石流災害は、伊豆山地区に甚大な被害をもた
らしました。被災された皆様の一日も早い生活再建に向け、インフラの
整備や事業者への支援に取り組んでまいります。
また、静岡県と連携しながら、継続して課題となっている盛土の対応
を着実に進めてまいります。
① 復興まちづくり計画の策定
いまだ多くの被害が残る伊豆山地区の復旧、生活再建に向け、逢初川
改修事業と連携した復興まちづくりへの取組みとともに、伊豆山地区の
将来に向けた課題解決が求められております。こうした背景を踏まえ、
被災された皆様と大きな方向性を共有する「伊豆山復興基本計画」、早期
の生活再建と地区の課題解決に資する「伊豆山復興まちづくり計画」、具
体的なまちづくり事業に展開させる「伊豆山復興事業計画」を策定し、
伊豆山地区の復旧・復興を速やかに実施してまいります。
計画の策定にあたりましては、地域の皆様の御意見を伺いながら、進

4
めてまいります。
② 被災者見守り・相談支援
伊豆山土石流災害により応急仮設住宅等に移り住んでいる被災者の皆
様は、発災前とは大きく異なった環境下での生活を送っておられます。
令和 3 年 10 月に開設した「熱海市伊豆山ささえ逢いセンター」では、
被災者の皆様が一日でも早く安心した日常生活を取り戻せるよう生活支
援相談員を配置し、訪問活動を中心に見守り・相談支援を継続して実施
するなど、引き続き伴走的な支援を行ってまいります。
③ 逢初川沿い市道再整備、用地購入
逢初川流域の復旧・復興に向けて、逢初川沿い市道の再整備を、静岡
県が進める逢初川改修事業と同時期に実施し、被災地の中核となる道路
整備を進めてまいります。
④ 災害廃棄物、土砂の処理
被災地から笹尻仮置場に集積された災害廃棄物等につきましては、そ
の素材ごとに分別し、リサイクルや焼却するなど適正な処分を進めてま
いります。また、今後本格化する被災家屋等の公費解体による災害廃棄
物等に関しましても、周辺の環境に影響が出ないよう適切に管理し、処
分してまいります。
災害で発生した土砂につきましては、熱海港海岸環境整備事業の埋立

5
て材として活用しておりますが、仮置場近隣の皆様の早期の負担軽減の
ために、これを速やかに進めてまいります。また、この事業に併せて、多
賀地区の高潮対策の推進も、静岡県に要望してまいります。
⑤ 災害派遣職員の確保
伊豆山土石流災害からの復興をいち早く実現していくため、静岡県を
はじめ、浜松市、富士市、伊東市からそれぞれ 1 名ずつ、合わせて 4 名
の技術職員を派遣していただき、道路の工事設計業務、用地関係業務及
び復興まちづくりに関する国や静岡県との連絡調整などに従事していた
だく予定です。現状、熱海市の技術職員の数が限られる中で御協力をい
ただくことで、復興への取組みがより円滑に進むものと期待をしており
ます。また、職員を派遣いただく静岡県及び各市に対しましては、改め
て御礼を申し上げます。
⑥ 消防ポンプ自動車の購入
伊豆山地区を管轄する消防団第四分団消防ポンプ自動車につきまして
は、伊豆山土石流災害により被害を受けたことから、新たに車両を配備
し、必要な消防力の確保に努めてまいります。
⑦ 被災事業者復旧支援
伊豆山土石流災害により、伊豆山地区内に所在する多くの事業者が被
災しました。被災された事業者の事業活動の再建に向けては、令和 3 年

 

次に、教育文化部門についてです。
幼児教育につきましては、保育業務の負担軽減を図ること、また保育
を取り巻く環境を整えるため保育設備の整備改修を行うこと等を目的と
した補助事業を進めてまいります。
学校教育につきましては、GIGAスクール構想の推進に伴い、タブ
レット端末を活用した個別最適な学びと、子どもたちが個々の違いを認
め協力し合うことにより育まれる協働的な学びに取り組んでまいります。
学校施設につきましては、経年劣化等による校舎及び屋内運動場の改
修工事を行い、児童生徒の学校生活における安全対策を図ってまいりま
す。
社会教育につきましては、市民大学講座において、コロナ禍における
受講機会を確保するためにオンライン講座を一部導入するとともに、高
齢者のデジタル活用を支援する「高齢者スマホ教室」を拡充してまいり
ます。
起雲閣につきましては、これまでの指定管理期間が令和 4 年度末をも
って満了となります。この機会を捉え、NPO法人あたみオアシス 21 に
よる管理運営の評価・実績を踏まえて指定管理者制度を継続するととも
に、各文化施設における入館者の低迷などの諸課題を解決するための方
策として、起雲閣以外の文化施設を含めた包括的指定管理者制度の導入

27
を進めてまいります。併せて、老朽化が著しい起雲閣表門(薬医門)の改
修についても実施してまいります。
重要文化財の旧日向別邸につきましては、当初の予定では令和 4 年 4
月の一般公開再開を目指し保存修理工事を進めてまいりましたが、伊豆
山土石流災害の影響により展示制作の整備作業等に遅れが出ていること
から、一般公開再開を令和 4 年夏頃に延期した上で準備を進めてまいり
ます。
(仮称)熱海文学館につきましては、杉本苑子先生の御遺志に添う文
学館の開設を目指し、外部の専門家を交えた設立準備委員会を中心に、
改めてコロナ禍により休止していた基本計画の策定作業を進めてまいり
ます。
図書館につきましては、利用者に対して新型コロナウイルス感染予防
対策として三密回避の徹底や返却書籍の除菌、貸し出し書籍へのUV除
菌装置の設置など安全・安心な書籍の提供に努めてまいります。
また、図書館運営の在り方に関して、引き続き図書館協議会で議論を
重ねてまいります。
以上の施策をはじめ、「熱海市教育振興基本計画(兼教育大綱)」に位
置付けた目標に向け、諸施策を着実に進めてまいります。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

0 Comments
scroll to top