今日、斎藤市長を表敬訪問した、辻真先氏と高橋光輝氏は
デジタルハリウッド大学(DHU)の教授と准教授。石森史郎氏は脚本家であり、
日本アカデミー賞理事でもある。そのお三方が何故、市長と面談したのか、
それは、平成の金色夜叉、脱、金色夜叉をテーマとした
「日本映画・TVストーリーデザイン大賞」設立に関係している。今、
各自治体ではアニメや漫画によるまち興しに力を注いでいる。また先日、メディアが
高知県が携帯向けゲームを20億円産業に育てようと計画していると報じた。
その第一弾は、ヒロインが言い寄ってくる各地のイケメンと
恋をしては次々に振っていく携帯電話向けゲーム「小悪魔の条件」の
配信を始めたというのである。う〜ん。先を越されたか、である。実は、3月議会で
熱海市もデジタルコンテンツ育成に取り組めないかを質問する予定だったからである。
そこで思い出して頂きたいのは、ニンテンドーDS恋愛シュミレーションゲーム
「ラブプラス」+である。この舞台となったのが熱海である。
一昨年6月25日に発売された「ラブプラス+」には、旅行イベントが追加され
斉藤市長が初日の開会式典でスピーチし、市内の一部店舗・施設を
彼女同伴で利用すると割引などのサービスが受けられる、
『ラブプラスi』用のARマーカーが市内各地に設置されるなど、全市的なイベントとなった。
また、斉藤市長は、ラブプラスのコンテンツはDHUのOBが制作したと、
高橋准教授から聞かされたことから話しは一気に盛り上がりをみせた。このラブプラスが、
「日本映画・TVストーリーデザイン大賞」設立のキッカケの一つとなっている。
この賞は映画やTVドラマ、小説やライトノベル。漫画やアニメ等の
ストーリーに関するあらすじ(プロット)を募集しようとするだが、これまでのように、
監督や脚本家、制作会社が中心となった賞の選考方法を捨て、
デジタルを駆使したコンテンツ産業アニメや漫画、映画やファッション、J-POPなどに、
人材を育成する専門大学、デジタルハリウッド大学を軸にして、
ネットであらすじメルマガを発行し、約2000人の読者を集める、あらすじ.comさんと
日本シナリオ作家協会の協力を得る事で。新感覚のストーリーデザインを募集し、
映像化(作品化)を図ろうとするものである。