昨日の本会議で、
小生の発言時間内にて、
様々なハプニングがあった。
一つは、熱海花博の残務処理のために、
財政危機の折、
なぜ”市民”の血税で、
出店料取立ての提訴をするのか、
通告書にそった質疑の最中、
同僚議員からの”異論”へ、
注意を発したのと、
官製談合についての、
再質に答弁した担当部長の対応に対する、
怒りを込めた”発言”が、
かなりエキサイトした形で、
行われたようである。
議場は、
税金のムダを相手に戦う、
戦場のようなもの。
時には怒りも爆発するだろうし、
声も大きくなるというのも。
さて、
昨夜開催予定の、
小生の「市政報告懇親会」に、
お越し頂いた、
鈴木宗男衆議院議員(新党大地)が、
熱海駅改札口に到着した写真を掲載して、
12月議会通告書に対する
前置きの続きを掲載したい。
とはいえ、
この時期、“財政危機宣言した”
齊藤市長の真意を、
私は、
今定例会で今一度確認する、
重要な議会と位置づけています。
さて、
地方自治体倒産の悲惨さは、
財政再建団体に指定された
「北海道夕張市」の転落で、
より多くの国民の知るところとなりました。
原因は、
多くのハコモノ観光施設を
建設運営してきたものの、
観光客が伸びず、
利益も確保できずに
財政破綻を招き、
「財政再建団体」へと移行したわけでございます。
その負債額は“約600億円”にものぼり、
自主再建不可能と判断され、
図書館、プール、
市営球場など公共施設を廃止し、
11の小中学校は
4年で各一校に統合するなどの
財政再建案を発表、
その他、
共同浴場、公衆便所も閉鎖、
市民税引き上げの一方、
敬老パス等も廃止されました。
当然、職員給与は
3割カットとともに、
270人の職員は
4年で70人に削減する
財政再建策を掲げましたが、
それより先に、
住民離れが急で
高齢者と弱者が取り残されるという
“倒産地獄図”の様相を強めたまま、
返済の見通しは立っていないのが実情でございます。
この“対岸の火事”が何と、
“わが熱海市”に飛び火した感が強かった、
「熱海財政危機宣言」ですが、
私も、
財政悪化、粉飾決算のような
数字合わせの
黒字計上については、
9月議会でも指摘しており、
今一度、
振り返ってみれば、
収入に対する借金返済の割合である、
実質交際費比率は16,9%で、
起債に県の許可が必要な
18%まであと僅かであり、
その借金としての市債は、
特に問題視されている、
“公営企業3会計”のうちでも、
下水道会計の借入金が
“139億円”と巨額で、
他の企業会計と合わせると
約168億円にものぼり、
一般会計だけの市債約204億円を合算すれば、
実に372億円もの巨額な負債が
市民に圧し掛かっており、
社会保障費の増大や赤字が続く
営事業会計への繰り入れなどが
今後更に財政を逼迫するのは避けられないと、
警鐘乱打、叫んでまいりました。
さらに問題なのは、
平成17年度の歳入決算額であります。
208億8,1241万余円と、
前年度に比較して、
約3億円減少したうえ、
時効等による不納欠損額は、
約6億2千万円と
前年度より約3億円も増加し、
収入未済額は約30億円にものぼり、
その大部分の29億円以上が
市税となっております。
(つづく)