髙橋弘会長(万葉倶楽部)のわが人生⑭ ー中学生の頃の思いでー

神奈川新聞に連載された、

髙橋弘会長(万葉倶楽部)の自伝、
”わが人生”転載⑭

ー中学生だったある日のこと、
台風の接近で店のろうそくが
売り切れてしまいました。

親は忙しく、
長男の私が一人で急きょ
小田原の問屋まで
仕入れに行くことになりました。

大量のろうそくを運ぶ
大きな籠を背負い、
問屋で言うせりふを
紙に書いてもらって
ポケットに入れて行きました。

こんいちは「いわで」です。

ろうそくを買いにきました」
‥気恥ずかしいような、
われながら微笑ましいような思い出です。

店と平行し、

自家消費分程度の
農業も続けていました。

田を耕すため牛を飼っており、
その世話は戦争中から、
主に私の役目でした。
小学校3年生からやっていたと思います。

牛の餌は藁だけでは足りないので、
夏の間、
山へゆきカヤを刈って、
餌を作り置きします。
穂のでる前のススキです。

祖父や父と何日間か通って
カヤを刈り、
その場に干していきます。
ある程度乾燥して
軽くなったら、
牛の眥にのせて
山から自宅に運びます。
(つづく)

写真は2010年4月、
ブルネイ訪問を前に、
新幹線で同席した、

渡辺周衆議院議員と。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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