ジョイント・コーポレーションが会社更生法を申請したことは、
濰坊市訪問の2日目の先月29日午後8時23分、
高橋弘会長)(万葉倶楽部)から、負債額1680億円で
会社更生法を申請したとメールで知らされていた。
この更生劇、サブプライム問題から集めたファンドを、
外国投資家が引き揚げたピンチを救ったのが、”O”社だった。報道等によれば、
100億円の緊急融資を見返りに
経営のイニシァチブを握った、と予測された際には、
熱海市の将来に薄日が差す思いだった。
”O社”主導での熱海再生を幽かに期待したのも束の間、今年に入り、
”かんぽの宿”の”O社”への一括売却をめぐり、
担当大臣から待ったがかかった時点で、郵政民営化問題を背景とした、
現政府の小泉色一掃策が見え隠れしており、
当然、O社としては、火の粉が及ぶ前にジョイント社を含む、
焦げ付き融資回収を急ぐのは自明の理。
新築マンションの売り上げが落ち込む熱海の現状から、
ひょっとするヤバイことにならなければ。と、危惧してはいたが、
まっ、理由はどうあれ、ジョイント・コーポレーションの
これまでのマンション分譲事業による、工事関係者等の
飲食等を含めた経済波及効果は大きく、熱海市にとっても残念な結果となった。
ただ、人様の不幸に乗ずるようだが、
視点を変えれば「熱海市」にとってはチャンスの芽も出てきた。
今後の見通しは不透明のままだが、新聞報道によれば、
引き渡しを受けていない物件については、
保全管理人と建設業者に処分決済の権限が移行するようで、
知恵を絞れば、”新庁舎”移設をキーワードに、活性化への道も開けてっこようというもの。
さて、ピンチといえば、
我々訪中組にも、昨日帰国寸前に、突然襲ってきた。
青島市内から空港に向かうさ中、ガス欠が原因でエンストし、
それも、高速道路(チンタオ~銀川間)の追い越し線上で立ち往生してしまった。
近所にスタンドの影も見えず、その上、
出国時間も迫っており、一行、内心穏やかではないのか声も出なかった。
このピンチを救ったのは、ガイドの「藩建寧」」氏だった。
クールに慌てず、臨機応変に、
青島市内に住む実兄の「藩建斌」氏(クロス輸出業)を呼び出し、
結果的には、20分足らずでピンチを脱したのだが、このハプニング、
小生だけが信ずる”強運”の裏返しだとしたら、考えすぎか。
その”強運”について、濰坊市でも感じていた。前回大変お世話になっている、
黄敬文「濰坊新宣佳置業有限公司」社長 と、「東方大酒店」玄関でバッタリ会ったのである。
今回、王有声日本語学校校長からは、商用でドイツ滞在中だと聞かされていたものの、
日本から、熱海のPRDVD等を持参し届けてもらう予定だったが、
この偶然の出会で、言葉や心の距離もグッと縮まったような、そんな情熱が伝わるような、
”熱く”固い握手を持って再会を喜んで頂いた。
今日から、小生のブログ画面に”中国”を含めた、5ヶ国語の翻訳機能を添付したことで、
お世話になった”濰坊人民政府”の皆様を始め、荷澤人民政府の方々を始め、
王有声日本語学校長、超合展動画社長、各大学関係者や
黄敬文社長や企業関係者の皆さんとの、
日中(中日)合弁事業計画促進に向けて、加速することができれば幸いである。