土曜日に予定されている、
作曲家「叶弦大」氏との打ち合わせに備え、
熱海駅着14時6分の新幹線で、
来熱を熱海駅まで迎える。
小生の事務所で企画書作成をお願いして、
自宅書斎に戻り、PCを開けば、
Yahooニュースが、大リーグ”イチロー”選手が、
張本勲氏が持つ、日本プロ野球通算最多記録に並ぶ
3085安打(日米通算)を、
満塁ホームランで達成したと報じていた。
日米のプロ野球ファンに、感動を与え続ける”イチロー”だが、
限界説も囁かれた今季初戦(イチローにとって)、
ど派手な花火を打ち上げ、
大リーグ連続200本安打記録に向かって弾みをつけた。
さて、期待と言えば、
熱海市の有形文化財施設、
「起雲閣」庭園内にある、池には一時(昨年)、
埼玉県の篤志家から寄贈された、
37尾の錦鯉の群が、
多くの来館者を前に目の保養に貢献してきた。
しかし、寄贈する側の善意と、引き受ける側の半可通が反作用を引き起こし、
寄贈された「錦鯉」が、環境の変化に耐えきれず、
半数以上が死滅したのは既報の通りである。
赤字財政のもと、
指摘された整備を整える予算が認められなかったとの、
言い訳は許されるものではなく、
施設管理者の見通しの甘さが、
善意を逆なでしてしまったのである。
しかし、「鯉」騒動の顛末にスポットを当て、
改めて来館者への関心を呼ぶことが出来れば、
寄贈者に対する恩返しもなり、
災い転じて福となす、方向で、
矛先を収められれば最上である。
と、まあ、そんな思いで、
休館日の昨日、現場にて3者が集まり
解決策を打ち合わせた結果、
(写真前列より太田氏、井戸文化交流課担当職員、野口館長)
今月24日に、お詫びとお願いを兼ねて、
埼玉県所沢市の篤志家の自宅に、太田氏を同行することで、
先方からの内諾を受けることに成功した。
たかが”錦鯉”というなかれ、一尾ん万円から、ウン十万円、
中には三桁を超す価値の付くのもあると聞く。
ここまでの一連の「錦鯉」に関する今後の対応に、
「起雲閣」野口文子館長は、小生宛てに、
鯉の保護に対する今後の対応策について、と題し、
////// 起雲閣の鯉の問題につきましては、
大変ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません ///////
先ほど議員の控え室にお邪魔する前に、
今後の対応を部長以下で協議をいたしておりました。
その結果をご報告いたします。
まず、議員がご心配なされておりますように、
ご寄贈くださいました森山様におかれては、
大変なご心痛であると推察いたしております。
今後、誠意をもって謝罪をし、
ご無理を承知で,
新たな鯉のご寄贈の依頼をさせていただきたいと、
思っております。その際には、
太田さんにもご相談したいと考えております。
また、具体的な池の対応につきましては、
1.専門家への相談
専門家への相談は、太田信雄さんに相談し、
今後の改善を図っていきたいと考えています。
2.具体的対応事項
大改修を行う予算も捻出できませんので、
起雲閣の建物修繕料の中から一時流用し、
浄化機の設置や水の流れを促進するなどの対策を講じたい。
その際には、森山さんよりのご寄贈の際にもお世話になり、
また鯉の餌を購入するなど、
起雲閣の池の状態にも精通されている
太田信雄さんに相談して進めていきたいと思います。
3.そ の 他
上記の他に、池の水質検査をすることも検討しております。
また、消防の協力を得て実施を予定しております
池の浚渫、清掃を早めて実施するかどうかについても、
太田さんに相談したいと思います。
完璧とは決して考えておりませんが、
取り急ぎの対策として以上のことを考えております。
本件の対応につきましては、困難な場面も想定されます。
その際には、議員のお知恵をお借りしなければならないこともあると思いますので、
是非ともご支援、ご協力を賜りたいと存じます。
アドバイス大変ありがとうございます /////// と、レポートをまとめて頂いた。
野口館長は、毎日が、
鯉が死んでいないか、ハラハラしどうしで、
問題を指摘されたことで、
ようやく胸の閊えがとれる思いですと、甘え上手な一面も見せる。
ただ、今後も、
市民の血税を費し続けるこの施設、
民間の協力なしで維持することの難しさも露呈した今回の問題だった。