国際医療福祉大学附属三田病院の
病室にて待機している。
この間を利用して、
熱海芸妓置屋「市山」の女将、
北野姐さんにインタビューした
明治維新以降”人車鉄道”の
発達に併せて隆盛していく、
熱海温泉に誕生した、
泉都初の置屋と記されている
”喜美の屋”誕生記とともに、
置屋誕生から100年が経過した
熱海芸妓置屋の現状を見据え、
何らかの協力ができないか、
問題点を探ってみたい。
昨年3月に市山の金看板が
芸妓置屋連合組合に返上され、
熱海文化の華とモテハヤされる
芸妓衆の数がここ数年激減し、
平均年齢も高くなっており、
少なくても芸妓置屋組合の
仕組みを知る者としては、
半玉や見習い芸妓を増やし、
置屋の再生に尽力をと考え、
昨日の上京も、
芸妓という職業を
別の視点から俯瞰し魅力ある
仕組みづくりとプランを
各方面の人脈の
知恵と協力を得るたである。
(つづく)