熱海市は芸術家や文化人を対象とした定住人口増加策について、現時点でどう、考えているのかを聞く

今朝もW散歩の後、議会事務局へのぼる。今日は午後から、
日本映画監督協会有志による、残照の家(仮称)に対する興味を示す
市内の元旅館や保養所系からの情報が2~3届いており、
具現化に向けて半歩前進していることから、熱海市の対応について、
本会議で答えて頂いた、石渡総合政策室長と、
議会事務局をお借りして、意見交換をする。結果、近々、
監督協会有志の皆さんと石渡室長とを橋渡しして、更に詳しい、
彼らが提唱する熱海再生プランを聞いて頂くこと等話し合った。また、
残照の家(仮称)に関連して、熱海市の高齢者事情に触れると、



熱海市の65歳以上の高齢化率は37,9%(4月調査)。静岡県下では、
川根本町の41,3%、西伊豆町の39,8%に続く第3位だが、
熱海市の高齢化率は10年間で10ポイント以上アップしている。結果、
高齢者特有の症状も加速しており、市内の特養、老健施設等への
入居希望者、待機者数がうなぎ上りなのだが、県の許認可となる、
ベッド数が大幅に不足しており、その対策が喫緊の課題となっている。他方、

介護を必要としない、民間の高齢者専用賃貸住宅が注目されている。
自分一人で生活できる入居者を対象とした施設で、
単なる老人ホームとは性質が異なり、入居金も低く抑えている。
詳しいことは関連のHPを参照として頂きたいのだが、実は、

石渡室長との意見交換もこの点を視野に入れての話し合いだった。お互い、
括弧くくりで、監督さんたちの身体が不自由にたった場合のケアについて、も、意識しつつ、
熱海残照の家(仮称)創設プランが
変形の高齢者専用賃貸住宅と言えなくもない、と、頭の中で頷く。違うのは、

現役の監督のうち、志を同じにする有志10~15人程度が共同生活で、
創作意欲を刺激し合い、若手の育成だけでなく、
地域に密着した文化的交流を重ね、
まちの活性化につなげたい。強いていえば、映画祭やその他、
観光地熱海の将来に貢献できるイベントにもって行きたい。
東京から近く新幹線がり、風光明媚で温泉がある。ここ熱海を
日本映画監督協会有志の終の棲家としたい、願望と、こちらとしても、

空いている寮・保養所、或は別荘等の再利用で、
これら芸術家や文化人を誘致できれば、熱海市としても
税収への期待だけでなく、賄いやITアシスタントの雇用等、
地元業者への経済的波及効果も含めて、一考の余地のある朗報だから、
市議会6月定例会にて、一般質問として通告させて頂いたのである。

つまり、芸術家・文化人を対象とした何らかの優遇措置で、
人口増加やまちの活性化に繋げられないか、についての質問である。
この質問に対して当局の答えは、

ーその計画は、映画監督さんや俳優さんなど
映画関係者で構成される民間組織により、
終の棲家として施設を立ち上げ、
自主運営を行う計画とお聞きしました。熱海市として

税法上の優遇や財政的な支援については直接は難しいとは存じますが、
芸術家や文化人の転入により、
経験や知識を持った方々が新しい風と なって
各種映画祭や誘客に繋がる新たな取り組みなど、
社会的なネットワークにより市民生活の質の向上が図れることが期待されます。

芸術文化面を通じ熱海市の活性化が図られるならば
積極的に協力をしていきたいと考えています。私からは以上ですー

こう、本会議でお答え頂いた、
石渡総合政策室長と意見交換したのである。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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