今日は昼から自宅にて、選抜高校野球をTVで観戦する。
熱海出身「森厚太」選手(2年生)が4番を打つ、
早稲田実業対富山商業の一戦は、
早実が早いイニングで点を重ね、9-2で勝利し、
期待した森選手は、ヒットこそ出なかったが、
選球眼のよさで2度出塁し勝利に貢献した。
TV観戦中は、スタンドが映し出される度に、
熱海から駆けつけている、知った顔を捜したのだが、残念ながら、
瞬間の視界には何方も入らなかった。
さて、新潟市での視察行程を、ザット、
写真を元に説明すると、昨日は朝9時30分に、
宿泊先の「新潟第一ホテル」から、
予約していたジャンボタクシーで、新潟市内にある、
酒造メーカーを最初に見学する。
敷地内に入って思い出したのだが、
この酒造メーカーには、数年前「来宮神社」奉賛会旅行でも見学していた。
前回見学した時よりも人影が少なく、
何人体制で切り盛りしているのかと聞けば、
オートメーション化されており、現在は6人のスタッフで賄っている。と言う。
ただ、ご多分にもれず、
米どころ新潟の酒蔵もここ数年間で、
120数軒あったものが80数件にまで激減し、
不況の波に晒されている。と、肩を落としたものの、
小生感ずるに、
ビールやワイン、焼酎に押され、時代のニーズに乗り遅れた感のある、
小規模な酒造メーカーが、このまま、座して死を待つとも思えず、
生き残りを掛けて、
行政主導の下、映画、テレビを最大限に活用し、
新潟を舞台とした、NHK歴史ドラマ[天地人」等を通して、
”日本酒”ブーム”を煽るのも、
PR効果としては”あり”かな、と、推測する。
さて、酒造メーカの次に、
「朱鷺メッセ展望室」へと移動する。
この展望台は、地上約125mの高さにあり、
ジャンボタクシーの運転手さんから、
日本海側随一の高さを誇っている。と、小鼻を膨らまされた。
確かに、新潟市街地はもちろん、日本海、
天気が良ければ、佐渡島、五頭連峰などまで視界は広がり、
説明書どおりの、360度の大パノラマが楽しめそうである。
次に案内されたのが、「北方文化博物館」ー豪農の館(伊藤邸)ー
次々と訪れる観光客と、
そのスケールに圧倒されながら、
新潟の歴史の一つ、”米”の文化遺産を、
7代続いた豪農の栄華を通して伝える博物館を一周して、
行政が運営する、観光資源として蘇生できたことに羨望の念を抱き、
熱海市が無理やり”文化的建造物”として、大金をかけて急増した感が拭えない、
旧根津別邸「起雲閣」と比較しながら、大きく息を吐いてしまった。
息を吐くといえば、
一本”2万円”の梅酒の噂を聞きつけた、
酒屋のオーナー高橋副議長と、飲食店を経営する田中議員に案内されて、
とある、酒類問屋に立ち寄る。
あの、越の寒梅の酒蔵が”仕掛けた”(であろう)
希少価値戦略”梅酒”残り少々の限定品に手を上げたお二人、
計4万円のお買い上げで、一本は、
昼食時にジャンボタクシーの運転手さんに案内された、
新潟駅前の食事処「安兵衛」にて封が切られ、
一行はリキュールグラスに一杯ずつそのご相伴に預かり、
余ったビンごと小生が持ち帰った。
呑まないのにどうするのか。
視察研修で目の当たりにした、「政令指定都市新潟」が取り組む
シティプロモーション推進プランをより良く知るための、
”潤滑酒”として、また、熱海市議会最後の会派視察”記念”として、
長く保管できれば幸いである。