網代の憂鬱

今朝は小ぶりの中、
網代へと車を進める。
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ここに来た理由は、
網代漁業市場内で、
地域の仲間がボランティアで始めた、
地域活性化運動の一環、
”チーム仲間”の、
朝市を取材に行ったのだが、
残念ながら雨のため中止となってしまった。
主催者の一人、
漁師の”ケンちゃん”や、
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”マサト”くんが
中止となった”市”の後始末をしていた。
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思い起こせば約15~6年前、
小生、
”マサト”くんの親父さんに
可愛がられていたことを思い出す。
小生が南熱海(和田木)において、
「ソンサンズ」という、
洋風居酒屋を経営したのは、
懇意にしていた不動産屋さんが、
競売で落札した3階建てビルを
取得したことがキッカケだった。
一階をお好み焼をメインの居酒屋、
二階をカラオケスナックに改装して、
昭和末期から平成2年に掛けての、
僅か3~4年間だったが、
和田木や網代の住民を相手に、
そこそこに繁盛し、
商売をさせて頂いた。
マサトくんの親父さんは、
その頃常連さんとして馴染みだった。
”ソンサンズ”の入るこの小さなビルは、
その後、
ムラヤマビル(咲見町)隣地を取得する際に、
手放したのだが、
その頃知り合った友人たちとは、
今でも親交を保っている。
それもこれも、
今は亡き、
親友「森野嘉男」氏の存在なくしては語れない。
その嘉男氏は、
今から4年前、
小生の出陣式に
進行性ガンの激痛と戦いながらも、
病床から駆けつけ神事に参加、
当選させて頂いて少し経過して、
帰らぬ人となったのだが、
地域社会に率先して貢献してきた、
”嘉男”イズムは今現在でも、
多くの仲間たちに浸透している、
”嘉男”氏は、
網代片町に根を下ろしていただけに、
地域活性化への情熱は、
人一倍強く、
観光客誘導型の「海鮮市場」として、
網代漁業市場を活かしたいとの、
意欲に燃えていたのである。
あれから4年、
漁獲高は激減し、
網代全体が漁業を地場産業としているだけに、
産業不振による
リストラなどが大きな問題となっている。
長年、
定置網で地域を支えてきた、
「とある漁業会社」も、
今年に入り、
岩手県で
数ヶ所”定置網”を持つ会社が、
この”とある”漁業会社の株を大量に取得し、
法人の経営権を取得し、
とある漁業会社名義の、
「網代造船所」(敷地約600坪)も、
”1億2千万円”(推定)で、
伊東市のマリン会社に売却されている。
そうした事情もあり、
今回の3月定例会では、
この地域の再生について、
当局の考え方や施策を引き出す目的で、
「網代地区の
漁業を中心とした産業不振により
雇用が奪われているが、
熱海市は地域再生への
施策を用意しているか」。と、通告した。
  

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

2 Comments

  1. 七転八起、いつも楽しく拝見させていただいております。我々地元の漁業会社が水揚不振で倒産寸前だった昨年の夏、定置網存続の為にある漁網会社を通じて経営できる会社を全国からさがしてもらい、なんとか来ていただいたのが岩手の漁業会社です。我々も元株主として大いに期待をしております。また1億2千万円で土地を売却したのは借金返済のためであり、旧経営陣が決めたことで岩手の漁業会社は一切係わりはないです。現在も朝早くから暗くなるまで沖で作業をし、網代の定置網存続のために努力されている彼らに失礼な評価をされないようにお願いします。

  2. 承知いたしました。
    今3月定例会においても、
    地元活性化への施策を、と、
    当局に質疑しておりますので、
    何れ早い時期に、
    官民で話し合われるように、
    努力させていただきます。

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