「送り火」といえば、
盂蘭盆の最終日に、
祖先の精霊を送るためにたく火だが、
大文字焼きもその一つ。
「大」の字を象った文字を
松明の炎で描く行事で、
奈良の高円山、
京都市の五山、
福知山市の丹波に加えて、
箱根強羅の”大文字焼き”も、
毎年8月16日夜に、
強羅温泉夏祭り最大の目玉として、
多くの観光客や避暑客の
目を楽しませてきた。
熱海市と湯河原町、箱根町の、
2市4町で組織する、
「広域行政推進特別委員会」のメンバーは、
議会関係者で構成する親睦ゴルフ、
「阿吽会」を通じても交流は深い。
今年は小生もご招待を受け、
加藤則夫、若井明、橋本一実議員と共に、
箱根町「強羅」に設営された会場に向った。
会場には「湯河原町」の
3名の議員さん方や、
箱根町の4人議員さんと合流して、
手作りの”焼きおにぎり””焼き鳥”、
”ウインナー”、”焼きそば”や”スイカ”まで、
ご馳走になりながら、
”大文字焼き”の点火を待った。
箱根町の議員さんから、
大文字焼きは、
箱根外輪山の一つ
標高923mの明星岳で行われ、
大正年間から続けられてきた、
地元旧盆の送り火であると、
説明を受けた。
時間が迫るにしたがって、
強羅の上空に俄かに靄がかかり、
大文字焼きの点火を前に、
夜空に豪快に打ちあがる”ハズ”の、
”花火”の出鼻を挫くように、
靄と煙で”華麗”な色の競演を、
包み込んでしまったのである。
昨年招待された時は、
大雨にたたられ、
今年は靄と煙が大きく立ちはだかり、
多くの来場者をガッカリさせていた。
とはいえ、
態々ご招待をしていただいた、
会場では、
臨席の方々との会話や、
手作り料理に”生ビール”が喉を潤し、
和気藹々のうちに、
時間が過ぎたのである。
ご招待していただいた、
箱根の関係者の皆さんに、
丁寧にお礼を述べ、
湯河原の議員さん共々、
ワンボックスカーで”強羅”を後にした。
ー全く見えなかった大文字焼きー
それでも沿道は帰りを急ぐ、
多くのマイカー族の渋滞が続き、
期待と人気の高さをうかがわせた。
宮城野を過ぎたあたりから、
ワンボックスカーのフロントガラスに、
「雨」が叩きつけ、
明日(今日)予定されている、
”仲良しゴルフ”の開催が危ぶまれた。
ー明日の朝、この雨が降り続いたら中止ー
若井議員を下ろし、
別れ際に確約したのだが、
今朝6時に起床して
テレビの天気予報を気にすれば、
伊豆地方、
一日中”傘マーク”が。
午前時に「加藤議員」に電話を入れると、
ー行くだけ行ってみんべぇやーの一言で、
高橋議員と友人の運転する車で、
4人が乗車、
”大熱海ゴルフ場”に付くと、
何故か視界が広がり軽い”霧雨”に。
メンバーは11人。
小生は「加藤」、「若井」と組み、
橋本議員等一組目が、
インのスタート台に立つと
視界を遮る”靄”が一気に立ちこめ、
最悪の状態の中スタートしたのである。
先月の「木村会」の悪夢が蘇る。
大雨の中、
ハーフで上がったものの、
びしょ濡れのまま
”クラブハウス”の
エアコンに”締められ”、
風邪の諸症状に苛まされた、
あの時のスタートと同じコンディションだった。
”靄”と”大雨”で3人ともスコアはメタメタ。
ー誰だ雨男はーと、
スコアが伸び悩んだ”某長老”、
”コンドル若井”に
ニアピンを取られたはらいせか、
八つ当たり気味にジョークを飛ばした直後、
午後ラスト3ホールからは、
スッカリ雨が上がったのだが、
3人とも、
スコアの乱れは最後まで治らず、
ただでさえ”我々”には難コースの、
「大仁」コース。
2回連続で天候に祟られ
”靄”だ大雨だと責任転嫁しながら、
誰言うでも無しに、
ー次からは”西熱海”だねーと、
運気の悪さを”風呂”で洗い流したのでした。
、