ある辞職議員的処世術

熱海市議会6月定例会閉会当日、
S議員(市民連合)の
議員辞職が唐突に上程された。
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寝耳に水。
突然の辞職だった。
川口市政の土台を支え、
早稲田大学の同窓生としても、
側近中の側近として、
自他共に認める存在だった。
この辞職問題は各方面に波紋を広げた。
議員の間には、市民を蔑にした
余にも打算的で身勝手だという見方が
大勢を占めた。
結果、議会では、山田治、橋本、村山、
山田壽、井沢、梅原の
6議員が「不条理な申し立てによる採決」に、
加わりたくない、として退席したものの
残りの議員が
起立採択して可決された。
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この辞職について、市議会議員を2年弱残しての、
農協の代表専務就任は、
任期半ば残しての、
華麗なる転身だけに、
議員としてのモラルが問われたのである。
議運では意見が相次ぎ、
本会議での取り扱いをめぐり
紛糾したものの、
最終的には、否決できない上程議案だった。
ただ、上程した以上
質疑応答は避けられず、
その手続き上の順序について
2日間にわたって議運が開かれた。
再度開かれた議運に出席した、
村山議員(オブザーバー)は、
当初、川口市長に対して、

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市長3選に対する最大の功労者の一人であり、
政策通のこの側近議員の
辞職に対する、率直な感想を質す予定だったが、
議員全員が遺憾の意を示した議長声明を、
新聞紙上や広報あたみに掲載するということから、
敢えて、この問題を
無視”することで、
市民の判断を仰ぐという、
内容の意見を具申したことで、
その方向性でS議員辞職案件は
一応の決着をみた。
ただ、、多くの市民からは早くも、
この「S議員」の辞職に対する
風当たりは強く、


「実に不愉快だ。金で身を売ったようなもの」
「強かで、コ~カツだ」
「市民をなめてる」
など等の不満を顕にする声が
日増しに強くなっている。
ただ、小生を含む「11会」。
2年前に「S議員」の議長誕生で結束したものの、
昨年は、
D・K議員による副議長選をめぐる、
造反離脱と、
政権与党でないだけに、
2年続きで寄り合い所帯内の
混乱を避けるため
ここは一番、
平静、冷静を通すことで一致した。
ただ、
何故、議会終了後に、
”一身上の都合”という、
比較的波風を立てずに辞職できたものを、
何故、物議を醸すような辞職をしたのか、
憶測を呼んでいる。
熱海花の博覧会の
巨額赤字をチャラとする思惑なのか、
結果責任を曖昧にしたまま、
棚ボタのタバコ税で、
市民を
”煙む”に巻き、
4選出馬確実な川口市長。
それを支えるはずの、
側近「S議員」が、
川口市長を裏切る形で、
身辺整理し、
農協専務という肩書きに走った理由は何か。
聞くところによれば、
転身で得る報酬は
農協の代表専務で予測年俸、
約900万円近くという。
その他、
議員7期で年金受け取り資格を収得し、
会派旅行も済ませ、
ボーナスや報酬を手にし、
娘さんも職員に採用されたことで、
これまでの薄給で市民の奉仕的役割に、
嫌気がさしたという憶測も飛ぶ。
また、この一連の騒動から、
かつて所属した政党支部幹部からは、
「市上リサーチに長けているだけに、
何らかの事情で、
市長4選を見限ったかも」と、
微妙な言い回しをする声もある。
ただ単純に、所属政党の凋落に即応した格好で、
議長誕生に尽力した「11会」の存在すら
歯牙にもかけず、
市長まで袖にしてまで、
金だけの問題で秤にかけたのか?
この先当分、”S元議員”周辺から
目が離せないことだけは確かである。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

2 Comments

  1. こんにちは。少し市政に興味を持ち始めました。
    今まで(ここ数年)熱海は何をやってきたのか?
    その辺からこれからの熱海の方向をしっかりみなければ非常に危険なことになりますね。
    花博をやらせたのは誰ですか?起雲閣を買ったのは誰ですか?韓国庭園についてはバカバカしくて話にならんでしょう。
    今回、大湯間欠泉の前の土地もなんで保育園なのか?
    園児の送り迎えは車なのに、なぜあそこに保育園なのか? せっかく間欠泉があるのに温泉資料博物館など

  2. コメント有難うございます。
    そのご指摘も含め、
    12月議会では、
    市民の怒りを代弁させて頂きます。

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