一昨日朝、
静岡駅構内にて突発事故に遭遇した
新幹線「のぞみ」号の影響で、
ダイヤは上下線とも、
大幅に遅れ、
16万4千人に影響を及ぼしたと、
新聞は報道していた。
事故の原因は、
昨日の朝刊に掲載していたので、
ここでは割愛するが、
熱海市議会「観光福祉委員会」メンバーによる、
富山・金沢行政視察にも、
貴重な経験を強いられ、
忘れられない「一日」となった。
順調にいけば、
羽田発13時42分の富山空港行に
楽々間に合う行程だったのだが、
新横浜を過ぎた辺りから、
「こだま」の一時停止が多くなり、
3号車の乗客が
慌ただしく携帯を抱えて、
席を立ったり座ったりの頻度が高くなり、
次第に苛つきを隠さなくなった。
切迫するフライト時間を前に、
「山口」議会事務局担当職員は、
”JTB”と連絡しながら、
一本遅れた場合の対策を講じていた。
「こだま」はやっとの思いで、
2時間遅れで品川駅に停車、
一行はタクシーに分乗して、
”羽田空港”へと急ぎ、
チェックカウンターに辿り着いたものの、
次の便は6席しか空席は残されてなく、
それも”1席”は予約済みだった。
キャンセル待ちのため、
手探り状態で搭乗口で待つことに。
宇畑委員が、
ー大丈夫ですよ。必ずキャンセルが出ますーと
慰めたものの、
結果は、
満席というアナウンスにより、
5人だけが一便遅れで富山空港へ。
飛行機組5人は、
加藤俊、若井、大山、小松各議員と小生。
次の便は午後8時過ぎと、
たっぷり4時間待機しなければならない上、
すでに満席。
キャンセル待ちでは、
搭乗できる可能性も薄い。
もし4時間経ってもキャンセルが出なかった場合、
その日のうちの到着が困難となるため、
宇畑議員を含む、
残された4人のメンバーは苦肉の策として、
上越新幹線経由で
富山に向かうというコースを選択する。
飛行機組は40分で富山空港へ。
宿泊先の、
ドーミーイン富山には、
www.hotespa.net/hotels/toyama/
午後6時ジャストに到着する。
チェックインのあと、
予約を入れていた”創作ダイニング”に。
遅れたり理由と、
他のメンバーの到着時間が、
午前0時頃になることを告げると、
午前1時までの営業ということで、
電車の中で時間と戦うメンバーが
到着するまで
この席で”お待ちする”ことに。
これから5時間後の、
午後11時40分、
一行は、
熱海駅を出発してから、
実に9時間もの時間をかけて、
目的地「富山」市で、
合流するという
ハプニングを共有したのである。
聞けば、
行政視察参加初めての「鈴木技監」、
53年の生涯で一度も
”飛行機”に搭乗したことの無かった「川口」職員など、
この新幹線事故がモロ影響した、
行政視察初日だったが、
小生にとっても、
この日のハプニングを
全員が一体感をもって共有し、
今後の議会運営においても、
市民サービス向上に、
より一層の連携感を深めるための、
千載一遇のチャンスと捉えた。
翌朝、
山口職員からの情報を聞けば、
JR東海静岡支社(三島駅)の関係者による、
事故だったということで、
事故原因をアナウンスしなかった、
歯切れの悪さは何だったのかを予測する。
また、偶然とはいえ、
初日に視察スケジュールを入れなかった、
同行した担当職員の運の強さも見せつけられた。
そして昨日は、
無事「富山市役所」を訪問し、
子育て支援について、
意見交換したのである。
「富山市ファミリーサポートセンター」の、
運営状況について資料を基に説明を受ける。
目的は、
核家族化や都市化等を背景とした、
家族機能の低下傾向は、
従来の地縁、血縁で対応してきた、
家族の子育ての
状況を大きく変えてきており、
特に雇用されている、
働く女性が増加する中で、
仕事と育児の両立を図ることや、
多くの母親が子育て不安から、
ストレスや悩みを抱いているという現状に、
子育て支援は不可欠となっている。
このため労働者が仕事と育児を
両立できる環境を整備することを目的としている。
このほか、
公立保育園の民営化についても意見交換された。
熱海市の場合、
中央保育園の移設やそれに伴う、
資金的な取り組み方などを含め、
約1億円の血税を、
敷地買収に投入したものの、
そのあとに立ち塞がる、
巨額な建設費をめぐり、
民営化を視野にした補助金等の捻出など、
どのように対処していくのか、
齊藤市長の判断も重要視されている。