さて、
熱海市議会9月定例会の冒頭、
5選を果たした、
斎藤市長による、
所信表明を掲載して、
今後の
市政運営について検証したい。
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はじめに、
今回の熱海市長選挙は
コロナ禍の中で行われましたが、
その結果は
今後の齊藤市政に対する
大きな期待の表われと捉えており、
責任の重さを
痛感するとともに、
改めて身の引き締まる思いであります。
熱海市は今、多くの課題を抱え、
大変厳しい状況にありますが、
試練を乗り越え、
熱海の新たな発展に向け、
初心を忘れず、
全身全霊で市政に取り組んでまいる所存です。
齊藤市政の四期16年
これまでの四期16年の間、
その時々の
市政の重要課題に全力で取り組んでまいりました。
三期目までの重要テーマであった
「財政再建」、
「観光振興」、
「住まうまち熱海づくり」については、
公営企業会計における
約41億円の不良債務の全額解消、及び
平成27年から5年連続で
年間宿泊客数
300万人突破を果たすとともに、
教育・子育て、福祉、市民インフラの整備等の分野で
着実に施策を進めてまいりました。
四期目に入り、中長期の視点で
熱海市が持続的に発展する
仕組みづくりを目指した
「熱海2030ビジョン」を掲げ、
その実現に取り組んでまいりましたが、
令和2年 の2月から始まった
新型コロナウイルス感染拡大、及び
令和3年7月3日に発災した
伊豆山土石流災害への対応を
優先せざるを得ない状況が生じてきました。
このため、喫緊の課題として、
新型コロナウイルス、及び
伊豆山土石流災害にしっかりと対応しつつ、
「熱海2030ビジョン」を
更に前に進めるため、
引き続き
市政を担うことを決意した次第です。
(つづく)