連休中の熱海市内は、
首都圏からの観光客で
賑わいを見せました。
その大半が家族連れや
若い世代で、
人気店舗には早い時間から、
人並みができ、
コロナ渦も何のその、
長引く騒動で、
免疫化したかのようでした。
おかげさまで、
小生の飲食店にもその流れで、
そこそこの
集客をみせましたが、
来店客には、
検温と消毒、氏名、住所、
連絡番号を
記入して頂くなどして、
連休最後の今日も、
昼から、
海上花火大会が終わるまで、
コロナウイルス感染予防を怠りなく
営業を続ける予定です。
さて、
熱海市チャレンジセンター
「A-biz」運営法人と
委託契約解除後も、
白紙撤回し新たに
アドバイザーを募集せず、
そのまま、
業務を引き継ぐ問題についてです。
イドム社は、
エービズがモデルとしてきた
富士市産業支援センター
「f-biz(エフビズ)」を
運営してきましが、今年3月、
同社が
国の専門家派遣事業を活用して
あっせんした外部専門家が、
企業を訪問せずに
旅費などを受け取った
不正受給が発覚し、
経済産業省が
行政処分を下しました。
これを受け、富士市は
6月末で
イドムとの契約を解除し、
エフビズ事業を休止したことで、
今年6月議会で、
小生を含む
複数の議員が
令和2年度熱海市一般家計予算、
報告第6号専決処分の
承認について
6 款 2 項 2 目商工業振興費の内、
商工業の
経営指導等振興策経費として、
ソドム社に対する
委託料 3,500有余万円についての
反対討論を行いました。
・・・・
私が、
先決処分の承認に反対する理由は、
熱海市は今まさに、
コロナショックの真只中にあり
出口の見えない収束を前に、
基幹産業の立て直しが
喫緊の課題と
なっているわけですが、この先、
回復が遅れることで
来年度の税収の
大幅激減は避けようもありません。
では、
財政再建団体にならない為には
どうするのか。それは、
徹底した事業の見直しを行い、
例えば
我々議員の
報酬カットは言うまでもなく、
市長を始め
幹部職員さんの給与カットを
時限付きで実施し、
事業を見直すことで
危機感を広く
市民に知って頂く必要があります。
このように、
入るを量りて
出ずるを為さねばならない
財政運営を
強いられている最中、
A-Biz運営委託先の
「イドム社」の
不祥事が表面化致しました。
「イドム社」が
国の専門家派遣事業を活用して派遣した
「社外専門家」が
業務に対して
不当に謝礼申請していたことが
発覚したことで、
経済産業省から、
3月末に
同社の専門家登録が
取り消しとなりました。
ところが、
熱海市は
この不祥事が発覚した後もなお、
所管委員会である、
観光建設公営委員会に報告せず、
3500有余万円の
事業費を先決してしまいました。
本来であれば
所管の委員会に図り、
「イドム社」との提携を
白紙に戻し、
A-biz事業の早期見直しとともに、
財政ピンチの現状を重く受け止め、
新たに
財源確保を図るべく
「ふるさと納税」に寄与できるような
事業展開を推進すべきところ、
事業をそのまま
イドム社に継承してしまいました。
まさに、
熱海国際映画祭の
不祥事構図を
彷彿させたことから。
今「定例会本会議」でも追求したところ、
何と、
熱海市が破格の
「年俸100万円」で全国公募し、
2017年11月から起用した
エービズチーフアドバイザー
山崎浩平氏に対する、
不透明な
契約形態が浮き彫りとなりました。
熱海市が公募して
採用したにも拘らず、なぜ、
イドム社からの
派遣としているのか」。
市当局は
イドム社に業務委託料として
年間2353万円を支払い、
そこから
山崎氏に1349万円(交通費を含む)
支給している」わけですから、
これでは、
経済産業省が契約解除した
イドム社に対して、
わざわざ、
1000万円以上もの血税を
迂回し、
中抜きさせているわけでありますから、
このカラクリが
明白にされないまま、
賛成するわけには行きません。
(ただ)当局からは
白紙撤回も含めて
事業の見直しに着手する旨の
回答を得ていますが、
これまで述べてきました理由をもって、
市民の貴重な血税の
無駄な垂れ流しを防ぐ意味でも
反対とさせて頂きます。
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