岡本芳晴先生(鳥取大学農学部獣医学科教授)は気さくで優しい方だった。
午前10時、愛犬ふ〜の散歩を終え待機していた、宿泊先(ホテルサンミ倶楽部)から、
銀座町の老舗喫茶「ボンネット」に案内する。昨夜はペットと健康、
生物ミネラル(Dr,Mineral)との共同研究についてや、温泉リハビリの
具体的な効能についてお聞きした。現代医学は人間もペットも
抗ガン治療は、抗がん剤投与、放射線治療、外科手術の3大治療が基本なようで、
薬づけ(化学合成物質)による悪影響も表面化しているようだ。
鳥取大学獣医学部では、自然治癒力、免疫力を高める研究を行っており、
その中の一つに生物ミネラルがあり、安本氏等民間事業者との共同研究の結果、
高い体内吸収力と高い還元力による消臭効果が見られ、老化現象や
病後の衰弱時の体力維持にも高い効果と安全が認められ、そうした
データーを基に開発、豊富な実証結果から『Dr.Mineral」が誕生。今朝は、
話しの過程において、小生と遠からぬ縁で繋がったから驚く。キーワードは
境港とキチンキトサンにあった。小生と境港、その縁は市議会に入る10数年前に遡る。
当時、境港の水産会社「T」水産の主張所として、現駐車場にあった建屋にて、
境港産のズワイガニ収納冷凍庫を管理していた。ズワイガニを市内のホテルに収める
委託代理店契約をしていた時期がある。その際、「T]水産から進められたのが、
当時脚光を浴びた、かにの甲羅を原料とする”キチンキトサン”だった。
さて、ここからが、お立ち会〜い、となる。なんと、そのキチンキトサンを
当時研究開発していた一人が岡本先生とのこと。ただ、ブームの終焉は早く、
とうに、その名前を忘れかけていたが、境港の研究者の間では、その後、
1980年代ヨーロッパで話題となっていたカニの甲羅を原料とする、
グロコサミンを研究課題に取り上げていた。鳥取大学獣医学部「南三郎」教授のもと、
当時助教授だった岡本先生他研究スタッフは、ヨーロッパでは、
チンキトサンを硫酸で溶かして商品化していたのを、独自の研究から
塩酸分解することで水溶性の高い、グロコサミンの基礎開発をしていたのである。
聞いているうちに、グロコサミンがキチンキトサンの進化系と知らされ、
健康オタクの小生としては、余りにムチモ〜マイだったと反省する。ただ、
言い訳に過ぎないのだが、あの時代は未だ50歳前のこと。膝も腰もピンピンで、
約16年後の事まで頭にはなくムチも頷ける。さて、岡本先生曰く、
グルコサミンは、人間の体内では主に軟骨 や
靭帯・腱、爪、 皮膚などを構成する成分として存在しており、体内でも
合成される成分だが、加齢とともにグルコサミンの合成力は減少し、
グルコサミンの減少は、関節と関節をつなぐ軟骨をすり減らし、
関節炎などを引き起こす原因になる。と、説明する。では、
ペットと人間、生物ミネラルとグロコサミン。それと
熱海温泉とペットのリハビリセンター構想がどう繋がって行くのかについて、
話しの続きは後日。グルコサミン(カニやエビの殻から抽出される代表的なアミノ糖)