今夜宿泊する予定だった野呂祐司氏、急遽仕事の打ち合わせが入り、
古川光男氏と共に東京にUターンすることとなり、熱海駅に送った。今日は
このお二人と半日を過ごす。振り返ってみれば、午後12時11分、
熱海駅に到着した古川光男氏と野呂祐司氏を車で迎え出る。お二人共に
IT関連やDTP事業を展開する若手オーナーとして人脈も広く、
「日本(映画・TV)ストーリーデザイン大賞」実行委員会事務局には、
打ってつけの人材として誘致を進めている。今日はその内容のすり合わせと、
野呂氏がもう一人の知人と熱海で事業計画するビジネスリサーチと
熱海市民となる為の住居選びの下調べに来熱する。昼食に招待したのは、
熱海のらーめん屋さんの代名詞的存在の「わんたんや」だった。
何年ぶりだろうか、それでも、カウンターから白衣の大旦那が笑顔で迎え入れた。
”旦那!ちっとも変わらないですね〜”を決め台詞に、時間的距離を詰める。
お二人は餃子とワンタンめん、小生はラーメンの大盛りを平らげ、その足で、
銀座(浜町)の老舗喫茶「ボンネット」(増田博マスター)へと移動する。
ここも暫くぶりである。恩人の一人で今年83歳を迎えた増田博マスター。
殆ど雰囲気も体型も変化がない。昭和27年の創業から数えて60年、
昔懐かし純喫茶仕様の店内、マスターがサイフォンでたてる珈琲を啜るには、
間近に見えるカウンターが最適である。お二人をマスターにお紹介する。先ず、古川氏から、
金沢市に本社がある会社の社長(株式会社マザーズ)で、事業内容は教育事業、
IT事業、オーガニック関連他、各種パーティー・イベント企画/キャスティング、
埼玉西武ライオンズのオフィシャルグッズ製造・販売を業としていると紹介、
野呂氏に関しては、元亜細亜大学駅伝アスリートとして、熱海温泉に
駅伝関連のアスリートの合宿所誘致を依頼しており、鍼灸マッサージ師や
整体師の資格を有し、横浜市保土ヶ谷で印刷会社も経営する若手のホープだと紹介し、
あれこれ、こうした経緯でトモダチになった経緯を説明する。お返しに、
マスターから発行されたばかりの「るるぶFREE」伊豆版をプレゼントされる。
ボンネットのPRページを開く。写真入りの記事広告から、
ボンネットイコール、マスターの歴史に厚みが加わりお二人を納得させた。
東京から熱海銀座に移り住んで60年。米軍キャンプのクラブから
熱海で始めたボンネット。三島由紀夫や谷崎潤一郎といった作家に愛され、
当時から変わらぬ味を守り、自慢のバーガーとCoffeeのセットの看板メニューで、
熱海の復活を信じてお店に立つマスター。これからもお元気でと別れ、
役所の控室にて打ち合わる。その後、桜町にあるマンションの位置確認して、
事務所から愛犬ふ〜を乗せ、熱海港芝生広場での散歩にもお付き合い頂いた。