この夏、
例年になく雨も降らず、
来遊客で潤った「熱海温泉」だが、
8月も下旬を過ぎ、
散歩コースである山道に、
力尽きた蝉が転がりだしたここ数日、
夕べから、
集中的な大雨が降り続き、
東海道新幹線を始め、
電車のダイヤを混乱させ、
交通機関を麻痺させる騒ぎとなった。
今日も雨は、
午前中には小休止したものの、
午後に入って再び、
雨が路面を叩くなど、
気まぐれな前線に居座られている。
こうした、
スッキリしない空模様とは裏腹に、
朗報も届いている。
今年5月倒産した、
「ウオミサキホテル」の整理問題に、
新しい動きがあったようで、
どうやら、
既報どおり市内の宿泊施設、
”ニューフジヤホテル”、金城館を傘下に収める、
東京を本社にする企業が、
ホテル再開を視野に、
具体的な動きに入ったという情報が、
数人の債権者から寄せられた。
さて昨日は、
「高円寺阿波踊り実行委員会」からご招待を受け、
NPO法人「復活熱海元気ですよ」実行委員会メンバーと、
市内の関係業者さんとともに、
第52回高円寺「阿波踊り」を、
昨年に引き続き見物する。
午後3時57分「熱海駅」発こだま号に、
市内の関係者13人全員が歩調を合わせたが、
大雨の影響で、
「新横浜駅」で立ち往生し、
時間調整のため、
”ひかり”に乗り継ぎ「品川駅」へ。
(松本NPO法人事務局長と坂本氏)
「品川駅」で”のぞみ”に乗り換えたものの、
有楽町駅付近で、
列車待ち合わせのため約20分間停車し、
定刻から
約一時間10分ほど遅れの、
午後5時45分「東京駅」に着いた。
東京駅構内同様、
「高円寺駅」構内も、
阿波踊り見物客でごった返しており、
少々の雨でも”バック”を踏まないという、
都民全体で
祭りを支えるという気概が充満していた。
(富岡酒店社長)
ひと通り、
東京「阿波踊り」の雰囲気を
デジカメに収め、
初めて見るという、
熱海市内の関係者に一足お先に失礼して、
東京駅に急いだのだが、
小生が乗れたのは、
”午後8時20分”に発車した、
”午後6時26分発の、
名古屋駅行き「こだま」号”で、
小田原~熱海間が大雨の影響で、
約2時間遅れとなった便に乗車する。
東京駅構内は、
家族連れや時間待ちで座り込む乗客であふれ、
立錐の余地もないほど、
至る所混雑していたが、
別段、
殺気立っているようにも向けられず、
むしろ、
混雑を楽しんでいる余裕も見受けられた。
熱海野外コンサートでも見受けられたが、
日本人は、
目的をもって並ぶことや”待つこと”には、
寛容と忍耐が備わった、
”我慢”強い民族なんだと納得しつつ、
午後9時30分に「熱海駅」に到着した。
熱海駅構内も、
海上花火大会と重なり、
タクシー乗り場まで混雑し、
熱海市の宿泊施設は、
大雨によるダイヤルの乱れが奏功し、
予期せぬ大入りで、
テンヤワンヤの嬉しい悲鳴が上がったものと推測する。
我慢といえば、
夕べ午後8時まで、
高円寺「阿波踊り」を見物した
富岡隆氏(富岡酒店社長)からの報告では、
東京駅から、
”こだま”号に乗車したのが、
午後9時過ぎで、
熱海駅に到着したのが、
”なんとっ”、
午前3時だったといい、
実に6時間も
列車内に閉じ込められていたようだ。
ただ、
気心が知れた関係者同士、
遠足気分で、
コミュニケーションが図れいい体験をしたと
笑い飛ばす余裕さえ見せていた。
今年の「高円寺」阿波踊り大会は、
大雨が誘発したハプニングが重なり、
それぞれの関係者が、
一喜一憂した記録に残る日となったようだ。