俳優座劇場(六本木)閉館と、故平幹二朗さん主演の幡瑞院長兵衛(1974年放送)の伊豆山ロケの思い出。

最近、
六本木の俳優座劇場が
閉館するという報道がありました。
俳優座劇場は
戦後の演劇界で重要な位置を
半世紀以上にわたり占めてきた、
新劇の象徴的存在です。

私にとっても、
この劇場には忘れられない思い出が詰まっています。

しかし、

2025年4月末には、
ビル自体が老朽化し経済的な厳しさも加わったため、
俳優座劇場の歴史に
幕を閉じることが発表されました。

私の若かりし頃の思い出として、

一つ目は、

20歳の後半に経験した
国際放映でのテレビ番組制作の
ロケーションマネージメントがあります。

当時は、
俳優座映画放送部が関わった
多くのテレビ番組を、
国際放映(砧)が制作していました。

私もその作品の中では、
国際放映制作部の、
ロケーションマネージャーとして、

2016年10月26 日付の、
ブログでも記載していますが、

1974年に放映した、
平幹二朗さん主演の「幡瑞院長兵衛」の
熱海ロケに関わっています。

そのロケでお世話になったのが、
伊豆山のホテル「水葉亭」でした。

当時のオーナー「T」さん親子には、
時代劇のロケにも関わらず、
お風呂のシーンとラストのタイトルに、

「水葉亭」を記載することで、
全面的に協力して頂く、
今でも鮮やかに記憶に残っています。

これは当時、

小生と親しかった、
国際放映のプロデューサー「K」氏が、
俳優座映画放送部の「M」プロデューサーと組んだ番組で、
両プロデューサーからの依頼で、
熱海ロケ、というよりは、
伊豆山ロケが実現したのです。

「I」監督や
女優「K」さんとの貴重な貴重な経験は
今でも忘れられない思い出として
私の心に残っていますが、

当時の熱海温泉は各旅館ホテルともに、
厳しい経営状況が続いていた中で、

伊豆山水葉亭さんは

新館オープンしたこともあり、
メディアへのPRを含めて、
台湾からの歌舞団の招聘など、
積極的なPRを続けていました。

写真はORICON NewS inc.より

(つづく)

 

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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