去る3日、
伊豆山小学校体育館において、
「熱海市伊豆山土石流災害犠牲者追悼式」が開かれ
今回の災害で
犠牲となった人たちに対する冥福と、
未だ行方不明者一人の発見に
願い込めた追悼式だったが、
その当日に合わせて、
県と市を相手取り、
盛り土流出事故被害者の会代表者が、
弁護士を伴い、
土石流流出の”盛り土”の対応をめぐり
静岡県と熱海市に対して、
損害賠償請求を求める
行政訴訟提訴について、
弁護士等を伴い明らかにした。
訴訟の争点として、
熱海市に対しては、
①訴訟権限を行使せず、
危険な盛り土の
造成を許可したことの違法性。
②危険な盛り土を
放置させたことの違法性。
③避難命令を
発出しなかった違法性。
静岡県に対しては、
①熱海市に対して是正を求める
規制権限を行使しな勝ったこと。
②森林法の適用をせずに
規制権限を行使しなかったこと。
8月末には、
賠償請求額をもって提訴する見通しを示した。
100条委員会が設置され、
災害の原因などについて、
膨大な資料をもとに議論百出したのだが、
残念ながら、
盛り土の開始から10年以上の経過と、
当時の開発行為に対する、
”何等かの圧力”に関する議論はなく、
また、
地元選出議員による
開発業者に他する抗議が弱く、
結果として、
関係者による正当性の主張だけが目立つ、
100条委員会だったと、
正直、
未だにスッキリしない状況が続いている。
とまれ、
熱海市として、
また、
当時の盛り土開発行為を
知りえる立場にあった議員の一人としては、
被害者の立場を理解し、
最善の努力が不可欠である。