一方、国内外へ目を向けますと、
新型コロナウイルス感染症に対する
ワクチン接種が進みながらも、
既に
3 年目に入って長期化する
コロナ禍からの
脱却が
果たせない状況が続くことにより、
市内事業者は疲弊し、
市民生活も困窮しています。
現在、
このような厳しい
社会・経済状況にありますが、
だからこそ
将来を見据え、
「熱海 2030 ビジョン」でお示しした、
経済の持続的発展と
豊かな市民の暮らしを実現できる、
温泉観光地の
全国モデルの具現化を目指し、
今後の重点施策の
実施を図っていく必要があります。
私は、熱海市は今、
「伊豆山土石流災害」と「コロナ禍」という、
非常に大きな二つの課題を同時に抱え、
熱海の歴史の中でも
稀なる苦境にあると認識しています。
市長就任以来、財政再建、観光振興、
教育・福祉施策の充実など
様々な
課題に取り組んでまいりましたが、
私は
この苦境に正面から向き合い、
全身全霊で取り組んでいく覚悟です。
そして、
これまでの市長としての経験や
人的ネットワークなど
自らの持てるものを総動員し、
取組みの先頭に立ってまいる所存です。
どうか、
この熱海の難局を乗り越え、
伊豆山の復興と
コロナ禍の先にある
新たな時代を切り拓いていくため、
市民、産業界、
そして
議員の皆様の
御理解と御協力をお願い申し上げます。
(つづく)