今日は事務所を元芸妓置屋、
市山の女将”北野”姐さんが訪問した。
過日、Coffeeショップ水谷で
お会いした際に約束していた、
三波春夫が唄った、
「熱海音頭」の45回転ドーナツ盤を
プレゼントする。
北野姐さん(83歳)は今年、
昭和47年から芸妓置屋(市山)の
女将として自ら座敷に立ち、
主に旧金城館を舞台に場数を踏み、
多くの芸妓衆を育ててきた。
晩年は得意の三味線や長唄及び、
小唄を生かして地方に徹して
見番の発展に寄与してきた。
熱海芸妓置屋連合組合を
引退したあとも、
起雲閣の”うぐいす”の間を借りて、
小唄、長唄、民謡と三味線の
稽古を続けている。
今月30日午前11時より、
起雲閣うぐいすの間において
公開稽古を予定しており、
その中の演目予定の一つで、
現在、おさらい中の、
“熱海音頭”にこのドーナツ盤が
生かされることがあれば、
小生もプレゼント冥利に尽きると、
”菩薩様”のような雰囲気を醸し出す
北野姐さんとのひと時を過ごした。