反骨のジャーナリスト
むのたけじさんが
101歳の天命を全うした。
むのさんとの直接面識はないが、
小生の知人であり恩人の一人
飯田勝洋氏(飯田電子設計会長)から
むのさんの詩集たいまつを
プレゼントされ、今でも
大事な宝物として読み返している。
1ーはじめにおわりがある。
抵抗するなら最初に抵抗せよ。
歓喜するなら最後に歓喜せよ。
途中で泣くな。途中で笑うなー
3、ー希望というも絶望というも、
つまるところ一種の符号であり
弾丸のようなものだ。
火薬がつまっていなければ
何事もはじまらない。
生きている全重量よって
点火されておらないなら、
絶望を語ろうともむなしく、
希望を語るなら一層むなしいー
5、ー足でなく頭で歩くものは化け物だ。
化け物でないものは、
足でさぐりながら頭でたしかめる。
心象をもってたしかめる前に。
営為をつきとおして問え。
生きることの意味は
生きてたしかめるほかなく、
死ぬることの意味もまた
生きてたしかめるほかないー
1928ー花は、だまって咲く。
咲くまで苦労をしゃべらない。
それを自慢したり、
愚痴ったりしたつぼみは、
つぼみのままで散った。
咲く花は、だまって咲く。
むのさんは、生命が流れた
動物としてのコトバの伝播について
多くの名言を残している。
ー合唱ー
(写真は飯田電子、飯田勝浩会長)