週刊新潮連載コラム(成毛真氏の逆張りの思考より抜粋)熱海が寂れた理由。(1)

—最近の熱海は元気が良いようだねー。と、
上京する度に友人知人から質される。

確かに昨今の熱海は、各メディアへの
露出度は高い。友人はつい最近、
NHK番組「ブラタモリ」を見て尚更、
元気になったと感じたようだ。
また、熱海を舞台の芥川賞受賞作
(火花)の映画化のロケや、昨日も

DAIGOが新婚旅行先にATM(熱海)と
発言する等、何かとしてメディアが
取り上げる熱海の露出頻度は高い。

その影響か、今日も熱海駅周辺には
観光客がわんさか下り立っていた。

ただ、この人気も宿泊施設が少なく、
購買力が弱いためか花火大会を連発しても
税収を押し上げるまでには至っていない。

どうにかして、通りすがりの観光客の
サイフを開かせる決定だがないものか、
凡人の小生には中々思い浮けばない。

そこで、昨日の続きである。

成毛真氏(NONZ代表)は新潮コラム
逆張り思考(熱海が寂れた理由)の中で、

ー熱海にこの1〜2年、観光客が
戻りつつあるという。理由はロケだ。

私は熱海の回し者ではないが、
しかし、熱海はロケに適している。

東京に近いし海もあり山もある。

和風旅館もあり、洋館もある。
スポーツ施設もあるし、寂れた
地域もある。廃墟のような建物は
余る程あり、バラエティに富んでいる。

これは、観光地として熱海がいったん、
地獄を見たからだ。だから

再開発される事なく、
寂れるがままになっていて、
今やそれが重宝されている。
熱海がドラマや映画の舞台になると

それを見た人たちのうち何割かが、
ロケ地巡りにやってくるのだ。

(つづく)

成毛真

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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