辻真先氏(ミステリ作家・アニメ脚本家)との1時間30分。

今日午後3時から起雲閣前の甘味処「福屋」にて、ミステリ作家でアニメ脚本家の
辻真先氏と2度目の対談にお付き合い頂いた。辻氏は熱海在住35年。といっても、
定住者ではなく“とあるマンション”を
仕事場にひとつとして活用しているだけなのだが、在住期間が長い分、
市内の隅々まで精通しており、同時に熱海への愛着は人一倍深いようだ。

辻氏は現在、本格ミステリ作家クラブ会長、日本旅のペンクラブ会員、
デジタルハリウッド大学教授として活躍しており、

1982年「アリスの国の殺人」で第35回日本推理作家協会賞を受賞、
2009年「完全恋愛」で第9回「本格ミステリ大賞」を受賞している。その他、

日本アニメ界を黎明期から支えた人物の一人で、特に
故手塚治虫氏との親交は深く、アニメグランプリ脚本賞、
池内湘三文学奨励賞などを受賞している。作品に関してはWikipedia他
ネット検索して頂くとして、ミステリからマンガ、アニメまで

活動のフィルドは広く、過密なスケジュールを縫って、
貴重なお時間を割いて頂けたのも、
石森史郎氏(脚本家・小説家)と辻氏の長い間の信頼関係があればこそ。
今日は辻氏が「牧薩次(まき・さつじ)の別名義で
第9回ミステリ大賞を受賞した「完全恋愛」をプレゼントして頂いた。

日本映画監督協会有志の皆さんやシナリオ作家協会有志の皆さんに協力のもと、
「平成の金色夜叉」をテーマに「日本映画・TVプロット大賞」(仮称)創設を目指して、
運営母体組織の発足を急いでいるだが、前記の皆さんの了解のもと、既に、

辻氏には名誉審査委員長就任を軸に運営母体発足と
人選について具体的なヒントを授かっている。そこで聞かれたのが、
平成の金色夜叉をテーマに作品募集する側の目的と
応募する側の目的についてだった。作品募集はズバリ、

熱海再生、まち興しにあり、応募者の目的は、
賞金より活字になり映像化されることにあると、小生の考えを述べる。この他、

1時間30分以上にわたってお話し頂いた。途中、
野口起雲閣館長にお出で願い、明日午前9時前に、

山岸伸氏(写真家)が撮影のため起雲閣を利用したい旨、了解を得る等、
福屋さんにとっては騒々しくも夢が膨らむ場を提供して頂いた。

(つづく)

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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