今日は明治の文豪・尾崎紅葉を偲ぶ祭事が2本。筆塚祭と
紅葉祭が午前と午後、熱海駅前志ほみや旅館と
中央町の芸妓見番でそれぞれ行われた。祭事はその名の通り、
小説「金色夜叉」(読売新聞)で熱海を全国に知らしめた
紅葉の偉業を称え、午前11時から開催された筆塚祭は、
紅葉の愛用した筆を祀っいる、志ほみや旅館入り口にある同筆塚には、
齊藤市長を始め業界3団体を始め市議会や保存会関係者が集った。
挨拶に立った、榛葉筆塚保存会会長(志ほみや旅館代表)は、
ー昨年、ホテルのお風呂を新改築し、貫一とお宮と命名した。PRを
広告代理店に依頼した際、若いスタッフとの意見交換の中で、
尾崎紅葉や金色夜叉の名前は知っていたが、
貫一お宮に関しては全く認識しておらず、少なからずショックを受けた。
今後の課題は若い世代が集ってくるような文学や映像、音楽が一体となった
文化の創造を奨励して、金色夜叉に代わる、
熱海再生案を急ぐべきではないか。昨年話題となった、
疑似恋愛ゲームラブプラス2現象を引き合いに、貫一お宮を知らない
世代へのアプローチが不可欠ではないかーと結び、最後に挨拶に立った、
齊藤市長も榛葉会長の問いかけに呼応する内容で挨拶を締めくくった。
また、午後2時からは起雲閣にて魅力ある地元の食品28点に対して、
熱海商工会議所主催による、熱海ブランド認定式が行われた。完成を急ぐ
JR熱海駅舎への出店もにらんだこの熱海ブランドの認定基準は
①熱海らしさ。自然や歴史、農産物・海産物・文人墨客・温泉等
テーマ性を含み地域の活性化、イメージアップになる商品。
②食味の評価
③商品に対するこだわり、アイディアの評価
④多くの消費者に受け入れられる品質を有すること。
認定料は1商品=10,000円(申請料無料)
認定によるメリット
①熱海ブランド認定証の交付、のぼり旗の配布
②熱海ブランドロゴマークの貼付け
③パンフレット・HPに掲載し商品をPR
④熱海ブランドとして販売戦略をPR