W散歩のあと自宅に戻り、事務所にて昼食(のり弁)の後、庁舎に入る。
議会事務局にて、昨日サンプルを頂いてきた西島木工所(西島規雄社長)製作の
エコな文房具”木はだ織り”の作品集を広げる。桜井局長以下(写真)は
”木はだ織り”に鼻を近づけ、こぼれ出る木の香りに目を細めるなどの、
職員の関心度を冷静に見極めた結果、PRの仕掛けを間違いなければ、
熱海の名産品として多目的に売り出だせる、という、予感めいたものを感じる。
もっとも、職員さんたちの関心が高いと意識したのは、
西島木工所の社長の実弟が、西島市民部長と一歳違いの兄弟というだけでなく、既に、
桜井局長が西島木工所製作の名入り木製ストラップを持っていたことや、
木はだ織りのブックカバーや表彰状を手にしながら、アイディア次第では
熱海の名産品となりうる可能性に、熱心に耳を傾けたからである。また、
偶然にも今朝の地元紙には、伊豆山温泉旅館組合が販促用に製作した
縁結びLED付きストラップ(ヤマザキ企画販売・市内下多賀)が紹介されており、
来宮神社を軸にした木はだ織りのオリジナルグッズ製作プランに弾みがついた。
この後、石渡総合政策推進室長に控室にお招きする。用件は、
建具の伝統的技術から生まれたアイディア家具や木はだ織り等、木工小物を応用することで、
高齢の職人さんの雇用確保だけでなく、木はだ織りが自分の感性で自由に表現できることから、
若者の関心も高められると云う、西島社長の基本理念を伝え、石渡室長が担当する、
温泉イノベーションの進捗状況について話を聞いた。
ー「温泉」をキーワードに、行政、民間企業、大学等研究機関 等が、
従来の組織や分野の垣根を越えて連携することによって、新しい製品やサービス、
新しい市場の開拓など、地域の活性化につながるイノベーション創出のことで、
『温泉イノベーション』における「温泉」とは、温泉そのものだけではなく、
温泉文化や温 泉まちのくらしや「食」など、熱海市がこれまで培ってきた、
貴重な資源を幅広く捉え、地域経済発展の原動力 となっているものを指している。
ただ、熱海市は財政的にお金は出せませんよ、という、シバリがキツく、
民間業者参入と云う具体的な名前は未だ挙がっていないようである。