ヤッパリ、観光振興には的を絞ったイベント開催がベストのようだ。今朝、
愛犬ふ〜と3日ぶりに熱海港に入ると、イベント開催を知らせる幟が風に揺らいでいた。
釣り堀施設駐車場から見慣れた顔が。秋田観光課長だった。あっ、そ〜か。
昨日と今日の二日間、「熱海おさなかフェスティバル」が開催していたのだ。
満面笑みを蓄えて昨日の来場者数を教えてくれた。(約3000人)へぇ〜、すごい数である。
静岡県・熱海市・商工会議所・観光協会他等の協力のもと、”釣り堀施設”と
”おさかな”という、これからの熱海温泉のファン層を開拓できる、
2つのキーワードをドッキングさせたイベントの開催と、来場者数に拍手である。確かに、
熱海の海の幸を即売しその場で食べて頂く”浜焼き”や海釣り大会、カワハギ狙いの船釣り体験、
農産物や干物、海産物や、イカメンチ等、熱海の地場産品の販売やフリマなど、今、
熱海で一番当たっている長浜海浜公園での市民イベントを成功させている
多賀観光協会の全面協力も奏効しているようだ。さて、イベントといえば、
熱海市議会観光建設公営委員会(高橋幸雄委員長)の新潟県2市への視察研修。既報の通り、
観光振興に不可欠な食のイベントから、学校教育の分野における
食育推進プランの策定に至るまでいつになく収穫が多かった。個人的にも、
facebookを通して、新発田商工会議所青年部の
Eiichiro Izawaさんとトモダチになることができた。Izawaさんは、
「城下町しばた全国雑煮合戦」の広報担当ということで、夢は、
お正月に東京で雑煮合戦をすることだといい、熱海市としてもIZAWAさんを通じて、
全国雑煮合戦にエントリー可能となれば、熱海市でも全国規模のグルメ祭典誘致も
可能性としては大いにアリで、今後も、facebookを更に活用して、
Izawaさんと情報交換して行ければ幸いである。さて、余韻が残る視察の中に、
新発田市役所隣接地に建つ「蕗谷虹児記念館」がある。
蕗谷虹児といえば、小生には、画家としてよりも作詞家として印象に残っている。
〜金襴緞子の帯びしめながら〜、花嫁御寮はなぜ泣くのだろう〜、あの、
小学生唱歌として記憶に残る「花嫁人形」の作詞者なのだ。記念館は、
蕗谷家から寄贈された原画約800点を中心に、書籍や印刷物等3000余点が所蔵されている。
作品はどこかで観たものが多く、職員さんからは、
過去に化粧品やその他CMで使用される等話題となった作品が多いと説明を受け、更に、
記念館入り口に展示されている「花嫁」(1968年)を前で釘付けとなる。
詳しいことはWikipediaで検索頂くとして、「花嫁人形」と
作者のエピソードを聞いた後に、天眼鏡を絵を観ることを進められる。
何と、花嫁の目から肉眼では見えない、一粒の涙が浮かんでいたのである。
これに続いたメンバー全員の感動を呼び、いつもの記念館巡りより時間をかけて見学する。
どんなに拡大しても、記念館でしか観ることの出来ない、「花嫁人形」の涙。
未だ観ていない方には、一見の価値があることをお勧めしたい。