河村英男工学博士の小型水力マイクロ発電機を視察する

今日は小型水力マイクロ発電に関する視察をする。向かった先は
東京都稲木市(京王線よみうりランド駅近く)にある
「中央電子システム」と、神奈川県伊勢原市にある「鈴吉製作所」。
脱原発・自然エネルギーの中でも、
小型水力マイクロ発電にビジネス商機を掴んだのが、
深沢三夫氏(コスモエンタープライズ社長)。

深沢氏は、河村英男工学博士から販売権を取得したのが、既報の通り、
小型水力マイクロ発電システム。かく言う、小生。これまで、
水力発電に関しては新聞等メディアが報道する
記事の受け売り程度しか知識はなかった。先日、朝日新聞(6月29日版)で、
創エネ省エネの欄で特集していたのが小水力発電報道。これは

身近な川や水路を利用した小規模な水力発電について、
火力と並ぶ旧省エネと分類したうえで、
風力や太陽光よりも安定的に発電でき、環境負荷も小さく
自給自足のエネルギーとして地域を支えると評価をしている。このことは、
既報の通り先日、いきいきプラザ6階視聴覚室で開かれた、
福島第一原発と事故と浜岡原発をテーマに講演された、
渡辺敦夫氏(沼津高専物理化学科特任教授)も、
30年位かかるが、と、前置きし、中小水力などが
原子力の代替エネルギーとして可能となるとし指摘している。そして
マイクロ水力発電については、

熱海のまちの高低差などからすごい電気出力となると紹介している。また
、渡辺氏の講演の最中、まさに、小型水力マイクロ発電システムを開発した、
河村英男博士が来熱し、小生と
熱海港芝生広場に建つ終末処理場を視察していたのだから、
縁も所縁もないもの同士、同じテーマで同じ熱海市内にいたとは、
偶然にしては出来過ぎだとしか言葉が出ない。
余りのタイミングの良さに翌日地元紙を見ながら、
小鼻を膨らませたのは記憶に新しい。さて、水力発電に関しては素人で、




にわか仕込みの小型水力発電に関する知識を披露するつもりは更々ないが、
河村博士の小型水力マイクロ発電は
これまでの常識を根底から覆す画期的な発明だというのは、今日一緒に視察した
システム開発者の驚きの声からも判断できた。同行した
野村保夫氏(宇部市・野村電工社社長)の表情からも本物だという、確信が見て取れた。
詳しいことは数日掲載予定の動画から推測して頂くとして、
慣れない分野の水力発電だったが、頂いた資料を読んだだけでも
画期的な発明だと、気持ちが発電機に吸い込まれて行くのを覚える。ただ、
朝日新聞が懸念していたのが、
小水力発電は国内では民間ベースに乗りにくいとした上で、課題として
初期費用が割高だと指摘している。新聞を抜粋すると、
発電機は地形や水量等にあわせて造るセミオーダーで、

発電所建設にかかる費用が1kW当たり200万円〜300万円。
太陽光パネルの1kW70万円〜100万円より割高であり、
1千kWの施設に概算すると約20億円かかると分析している。しかしながら、
小水力は地方都市などでも普及できる分散型エネルギーであるうえ、
よほどの渇水でなければ発電を続けられると記している。(つづく)

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

0 Comments
scroll to top