梅園「梅まつり」が始まって一ヶ月が過ぎた。有料化によって、
観光バスを利用した団体客や一般観梅客減少を危ぶむ声は、当初から、
施設内外の売店関係者を中心に広がっていたが、先月、1月8日(土)
”日本一早咲きの梅”をキャッチフレーズに、第67回「梅まつり」は幕を開けた。
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関係者の予想が的中するように、開幕早々、寒風吹きすさぶ悪天候が続いた。当然、
入園者の数は昨年比で大きく下回り、前途多難を思わせた。
有料化への産みの苦しみは続き、売店関係者から、当局を始め、
我々議会関係者への抗議や、駐車料金の高さなどを指摘された。 あれから一ヶ月、
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今日午後から、現地視察をする。好転の土曜日、梅園には来園者が溢れ、
入り口に立つ警備員の手には、満車の立て札が掲げられていた。
所管職員に入りの状況を尋ねると、アバウトながらと前置きし、
閉園までには5000人を超す勢いだと、小鼻を膨らませた。そして、
未だ、昼食もとらずに頑張ってる。と、日焼けした顔で自信を漲らせた。他方、
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動画で紹介した売店(梅の屋)のご主人や警備員の話を聞けば、土日だけは入るが、
観光バスの入り込みは有料化とともに激減したままだと、顔を曇らせた。確かに、
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クラブツーリズムから、静岡方面へのバス旅行をピックアップしたが、募集していたのは
河津桜バスツアーだけだった。今年は第21回「河津桜まつり」鑑賞バスツアーは、
お一人様6000円から8000円(食事別)で、2月20日と26日の週末出発では、
一名3,980円の格安料金も販売されていた。河津での、
施設内滞留時間は3時間とユッタリ目で、食事や土産購入時間が確保されていた。なるほど、
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これまでの、熱海梅園バスツアー客はトイレ休憩程度の感覚で立ち寄って来た。というのは、
どうやら本当だったようで、有料化(300円)の価値観を、
今後どう、高めていくのか。利害関係者である
一般社団法人「熱海観光協会」を中心に、官民一体となった取り組みが不可欠となる。