熱海市新庁舎建設断念とその余波

高橋弘会長から連絡が入った。
ーゼファーが倒産したが知っているかーと。
ゼファーといえば、
”加ト吉”の子会社として、
かつては、
前熱海市長の
マンション建設凍結解除をきっかけとして、
熱海市内の
不良再建化した宿泊施設を買収、
マンションデベロッパーとして、
次々と、
「大型リゾートマンション建設」を手がけ、
数年の内に、
上場企業へと上りつめ、
成功を絵に描いたような企業というイメージが強かった。
その企業が今日、
上場廃止となったのだ。
小生の自宅前にも、
ゼファーが手がけたリゾートマンショウンがあり、
マンション建設の是非が問われる中、
商業地域に居住する、
飲食店経営者として
建設推進の旗を振ったことを思い出す。
新潮や文春など週刊誌上では、
改正建築基準法、原油高、資材高騰に、
サブプライムローン問題をからめ、
ゼファーを筆頭に、
上場している中堅不動産関係企業の名前を挙げ、
銀行の貸し渋りがなくならない限り、
今後益々
倒産が増えると
懸念材料をあげて予測している。
ゼファー問題の
起きる少し前には、
熱海市内で
リゾートマンション建設を展開してきた、
別のマンションデベロッパー「S]が、
コンプライアンス問題から、
上場廃止となるなど、
”熱海”をキーワードに、
躍進を続けてきた他の開発業者にとっても、
財務内容によっては、
厳しい局面が続くようで、
善意の、
マンション住民に類が及ばないことを祈りたい。
さて、
ゼファー倒産のニュースより、
半日早い今朝の朝刊(東京新聞)には、
熱海市の
新庁舎建設に対して、
斎藤市長自ら”断念”する旨スクープされていた。
 (来宮神社例大祭神事を終えた際の、斎藤市長と平石温泉通り町内会長)
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建設反対を唱え続けてきた、
小生にとっては、
斎藤市長の決断に、
思わず、
”あっぱれ”と評価してしまった。
脱公共事業型行政運営で、
赤字財政立て直しを期待し、
少なくても、
ウオミサキホテルの倒産による、
市税への影響も懸念される中、
今は”新庁舎”建設すべき時期ではないと、
市長には、
批判的な見方をしてが、
”年間3億円ものリース代金”支払いによる
財政的崩壊を
一時先延ばしされただけでも、
新庁舎建設反対の市民には朗報である。
ただ、
”これまでにも新庁舎建設に向け、
3億円も浪費してきた責任問題”を問う声と、
どう真正面に向き合えるか。
9月議会は波乱含みとなりそうである。
今夜は、
8月のイベントの打ち合わせが重なり、
ブログアップが
少し遅くなったため、
「学生へのミニレクチャーのお願い」の詳細は、
明日土曜日にご紹介したい。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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