5月10日(土)午後3時50分、
KE2709便は、
定刻どおり「金浦空港」を離陸し、
約2時間、
機体は、
東京湾上空から、
滑走路へと進路をとり、
次第に低空飛行を続ける窓に、
雨が叩き、
水滴となって流れていたが、
羽田空港には、
午後5時55分丁度に着陸した。
品川駅から新幹線に乗り継ぎ、
熱海駅に到着したのは、
午後8時を少し回っていた。
温泉場にとって、
稼ぎ時の土曜日だというのに、
雨が降り続くだけでなく、
外気は異常なほど寒かった。
さて、
今回の訪韓に際し、
日韓を結ぶ相互実力者のセッティングによって、
ソウル市中区乙支路1街にある、
ソウル市役所、
「崔昌植」ソウル特別市行政2副市長の
執務室を訪問し、
今から約8年前の、
2000年9月23日、
当時の森喜朗首相と
韓国「金大中」大統領による、
「日韓首脳会談」が熱海で行われ、
翌日両首脳が、
熱海梅園を音連れ、
園内を散策し歓談されたことを記念し、
日韓の友好と
世界平和が永久に続くことを願い、
朝鮮時代の伝統様式と
手法を取り入れた”庭園”を整備するに至った。と、
観光福祉課職員の作成した、
梅園と韓国庭園に関する冊子を開き、
ポスターを広げて、
通訳の金さんに、
この時、
小生は
市議会第一期生で、
小雨の振る中、
現熱海岡本ホテル前で、
森、金両首脳の車列に、
日韓の小旗を降りながら歓迎の輪に加わっていたのを、
括弧くくりにして、
熱海市と
韓国を結ぶ経緯などを説明する。
(写真は左から通訳の金さん、秘書室長、小野氏)
(田中秀宝議員)
ただ、
対応に当たった秘書室長は,
「熱海市」についての
知識や認識は薄かったものの、
富士山と駿河湾をに挟まれた、
熱海市温泉を俯瞰した
ポスターを食い入るように見つめ、
金通訳が、
~美しいまちですね~と、秘書室長を代弁した。
(つづく)