芸妓”小金姐さん”は98歳(1)

ここ最近、
熱海芸者衆にフットライトがあびてきた。
昨年暮れから、
熱海市内のホテル・旅館業者2軒が、
経費を負担して、
”熱海芸妓置屋連合会”所属の、
芸者さんが”
JR熱海駅”改札口”に上りを立てて、
”お出迎えする”セレモニーが評判を呼び、
”駅”を利用する、
来遊客の評判も上々で、
記念撮影などの希望者も多く、
熱海温泉初めての、
”芸者さん”による、
「駅番案内」は
駅前商店会の皆さん方にも好評のようである。
また、
昨年暮れに宣言された、
「熱海市財政危機宣言」を受けて、
前記ホテル・旅館がボランティアで後押しした、
同じく”芸妓組合”主催の、
「新春餅つき大会」も
大成功で幕を閉じたのはご案内の通りで、
これを機に、
テレビ・新聞がこぞって
”芸妓”さんに焦点を当て始めたことで、
熱海温泉の注目度も
次第に高くなってきている。
つい先日も、
お隣”半島”の某国のお偉いさんが、
数年前お忍びで、
熱海市の”とあるホテル”に滞在した際、
席に呼ばれた芸妓さんが、
目線を隠されてはいたのだが、
ワイドショーに登場するなど、
何かと話題を引き寄せている。
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さてここから本題だが、
今年から団塊世代のリタイアと共に、
高齢化の波が押し寄せ、
マイナス要素ばかりが社会問題化しているが、
どっこい!、
老いて益々盛ん!、
生涯現役を続行している人も多いのである。
週刊誌の受け売りだが、
男性では、
94歳の自動車整備工(兵庫県明石市)
同じく94歳の理髪師(群馬県館林市)、
83歳のパイロット(東京都三鷹市)、
女性では、
92歳の”芸妓さん”(京都祇園)が、
現役として常識外の力強さを見せ
グラビアを飾っていた。
ところが、何と!!、
熱海温泉の”芸妓”さんの中にも、
芸妓最高齢”98歳”の、
「小金姐さん」
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”華の舞”など、
”見番”で開催される舞台などで、
地方(じかた)として、
バリバリの第一線で活躍している。
その、
”小金姐さん”に引き合わせて頂いたのは、
小生知り合いの、
置屋「いちやま」のお母さんだった。
お母さんは、
本名「中村和子」さんといい、
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芸暦は古く、
10数年前から、
組合内部の体質改善を訴えてきた方で、
現在は、
三味線と小唄の師匠として、
小金姐さんと毎週火曜日、
「起雲閣」にて稽古を重ねている。
先日も、稽古場に、
”芸道一筋”80余年”小金姐さん”を訪問したので、
「東京新聞」に掲載された、
内容を抜粋させて頂いてご紹介したい。
(つづく)

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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