日照国際経済技術合作公司と日照市有力企業数社と
人民政府のバックアップのもと、研修員技術指導や投資の面でも、
提携しているといい、昨日朝最初に訪問した、
「日照市吉祥門業有限公司」(劉一強総経理)でも、そうした
関係が見て取れた。この会社、日本で例えるなら、
工業用から家庭用までの門扉フェンス、防火シャッター等を
生産する会社で、視察した時間に、
山東省庁の役人一行も訪問しており、政府系の資金が
導入されているのが推察できた。昨日はこうした、
張経理の合作公司との間で提携する企業を、
午後7時過ぎまで訪問しており、日照市の企業が
日本に求めるビジネスチャンスに関しても、
多くの提言をメモして来たので、折にふれてご紹介していきたい。
さて、これまでにも日中間の提携事業に関しては、
辛酸と挫折に関するニュースも漏れ聞こえて来たが、最近では
多方面で提携合意遵守され、相互の信頼感が増し日本からの、
工場移転や合弁会社が進出しているのも、単なる
円高や労働派遣法改正への不安による影響だけでなく、
躍進する多くの中国企業が政治指導のもと、世界経済を牽引する
自覚と自信に裏付けされているからと、稚拙な見識を物差しにしている。
今朝はこの後、市内数カ所を案内され、昼食を済ませてから、
チンタオ市へと戻る予定だが、ブログアップしてチェックアウトの支度といこう。