地球の温暖化による異常気象の影響だろうか。熱海温泉は、
梅雨前線の影響による大雨に祟られ、昨日と打って変わって、
稼ぎ時のサンビーチから、人影は消えてしまった。天気予報では、
今週もカラッとした晴れマークは点かず、先行きも不安定である。
このままでは、今夏の来遊客数の大幅な落ち込みは避けられそうもなく、
市内経済に早々と赤ランプが点灯した感が拭えない。
不景気な話しばかりで申し訳ないが、昨日、
花火が打ち上げられた会場付近で火事が発生したとの
”広報”が市内に鳴り響き消防車が出動する騒ぎとなった。
場所は、熱海市渚町、所謂、渚北地区にある小料理店で、
出火原因は、木造モルタル造り2階台所付近にあった、
ガスコンロの消し忘れによる小火で、2階の窓が燃えているのを、
観光客が発見し消防署に連絡したもので、幸い、けが人はなかった。
昼火災とは言え、近所にお住まいの民間人の機転を利かすなど、
日頃の防災活動の真価が発揮された。ただ、この小火、
話しには未だ続きがあって、実は、ここの所有者は、
小生が参加する月一親睦会の一つ「元気会」のメンバーだったことが、
資料請求した”災害即時報告書”を閲覧して判明する。
見舞いの言葉を掛けようと、所有者の事務所に向かうため庁舎駐車場から、
車を出せば、な、なんと、偶然にも本人が庁舎に向かって来たのである。
見舞いの言葉を交わしたが、どういうわけか、
火災保険に加入していなかったということだったが、この一角は、
古い木造モルタル造りの家屋が額を寄せるようにして軒を連ねており、
何かあって始めて気がつく”転ばぬ先の杖”と結んでおきたい。