午前中に控室に入る。控室には旧知の城山仁氏が待機していた。
城山氏は、夕刊フジ専属ライターとして、旅日和や東西厳選グルメ他を
担当する傍ら、NPO法人「訪問劇団あい」の広報担当副理事を務める。
城山氏は、ブログや熱海ネット新聞を通して、小生の行動範囲を
織り込み済みの上で二つの提案を携えての訪問だった。一つは、
映画鑑賞を楽しみながら”振り込め詐欺”他、防犯・福祉にたいする、
意識を高めたいとの目的で、前記NPO法人スタッフが設立した
有限責任事業組合製作映画「おいなりさん製作委員会」の広報担当として、
もう一点は、ARを使った観光施設及び宿泊・飲食店等関連施設を紹介する
スマートフォンサイトプランとタイアップを含めた意義ある来熱だった。
先ずは、つい先ほど見終わったばかりのサンプル短編映画(DVD)、
「いないいないばあ」について説明したい。映画の内容は前記の如く、
”おれおれ””振り込め詐欺”の巧妙な手口を映像化したもので、
城山氏は、ー高齢化率県下一の熱海市に居住するご年輩者に向けて、
防犯の呼びかけに役立てたい。市内で上映する指定場所があれば、
DVDやブルーレイと共に貸し出したいー。と、普及に意欲を見せた。また、
今月初めに警察庁がまとめた、昨年の振り込め詐欺などの特殊詐欺の
被害総額は486億9325万円に上ったと公表された。平成12年の
約364億円から大幅増加し、一年で33,6%も増加している。特に
身内を装って助けを求める「おれおれ詐欺」は52,5%増の約170億円となり、
警察が把握した事件数は38%増の1万1998件となった。また、
犯行グループが詐取金を受け取る手段として、手渡しが42,7%と、
振り込みの39,8%を上回ったことも発表された。(2月6日発表)
警察庁では対策として、分かりやすい注意喚起に取り組む方針を決めており、
短編映画はこの方針を後押しする内容となっていた。(つづく)