熱海を代表する文化施設「起雲閣」。熱海市指定有形文化財。今でこそ、
小生なりにPR活動をしているが、その昔、
市が買収を画策していた際には反対議員の一人だった。反対の理由は
当時の内情を知悉していたことや、巨額な買収価格への疑問や、
側近議員の仲介疑惑等、不信感が募っていたからに他ならない。つい最近も、
施設運営を指定管理者に移行する条例には異論を唱えてきた。
歴史ある木造施設の維持管理には莫大な経費を必要とする。
主婦の片手まで運営できる程甘くはない。収入を上げていくには
それ相応の仕組みづくりが不可欠である。委員会ですったもんだしたが、結果、
是々非々ながら現市長を擁護する議員の一人としては、
ー市長が責任を取るーとの、強い信念に突き動かされ賛成した。
賛成したからには収益を上げる知恵を絞らなければならない。
建屋と庭園の歴史創建から成金に愛でられた起雲閣。
建屋だけでなく家具調度品に至るまで、古美術収集された装飾品が今も
随所に散りばめられているが、関係者にもあまり知られていないようだ。昨年、
山岸伸氏(写真家)がグラビア写真集(瞬間の顔VOL4)で、
起雲閣を舞台に、齊藤市長と高橋弘会長を撮った際、
ーここには今まで観たことも無いような、時代物で価値観の高い
装飾品があるーと、上気した顔で撮ったことをキッカケで、
改めて「起雲閣」の価値観を知らされることに。今年もまた、
起雲閣を舞台に「瞬間の顔vol5」グラビア集が企画されており、
山岸伸氏から起雲閣をバックに候補者探しを依頼されているので、今回は、
創建した平田建設につながる、大阪「高津屋」さんへと
見えない糸で引き寄せられたことでもあり、山岸氏には
京風数寄屋造りを軸にイメージが膨らまないか、相談してみたい。さて、
その「高津屋」からメールが届いているのでご紹介する。
ー昨日は、大阪の高津屋まで、お寄り頂きまして
ありがとうございました。ブログで昨日撮っていただきました映像を
拝見させて頂きました。インターネットでも、
起雲閣を検索して見たところ、やはり
平田建設の平田雅哉が、設計施工しておりまして多分、
高津屋もずっと一緒に仕事をしていましたので、起雲閣の
建具をさせていただいていると思われます。また詳しい事がわかれば、
ご連絡させていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
熱海のお話を聞かせて頂きましてのも不思議なご縁だと思いますので、
今後ともまたどうぞよろしくお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願い申し上げますー中田登志子