今日午前10時より庁舎5階会議室にて、観光建設公営委員会が開催された。
今定例会に上程された委員会所管の審査案件が審議された。
今回は議案第58号熱海市温泉条例改正案(値上げ13%)と、
起雲閣の指定管理者指定についての2点が注目を集めた。バブル崩壊後、
リーマンショック等で宿泊施設が大幅に休廃業や倒産に追い込まれ、
公営企業会計を圧迫し、更に老朽管敷設事業、大口滞納者の未整理等、
企業会計の台所は火の車状態が続いている。昨年、35年間という
長期スパンの健全化計画が策定され、13%値上げも織り込み済みだったが、
今年に入り3:11以降、熱海温泉へのダメージも大きく、
温泉料金改定案、つまり、値上げに対する不快感が広がり、
委員の一人から、12%値上げの修正案が提出された。小生は、
熱海の代名詞でもある温泉、熱海温泉の幅広い活用を求めて、
温泉の他都市への販売や定住人口増加策と不動産市場活性化、或は、
起雲閣敷地内に日帰り入浴可能な温浴施設建設等、
温泉事業を民活にしたならば、黒字経営を目的としたプランを並べた。また、
起雲閣指定管理者指定に関しては、先の委員会で小生の質問に対して
齊藤市長が最終的な責任を負う。と、答えているので追求はせず、ただ、
オアシス21が指定管理者となった場合、造園や清掃、他の
出入り業者に関しての方向性を質すに止めたが、満足な回答は得られなかった。
「村山けんぞう登壇」(4)
ー職員の皆さん。市民の下僕として役所がどうあるべきか、
組織の中で何をすべきで、何が出来るのか、ただ毎日、
職務規程に応じた仕事のみを受動的にこなし、毎月同じ給料が支払われる。特に
市外通勤職員の皆さんに注文を付けてきたのは、その場しのぎの
他人事のような仕事をしてはいないのかが不透明だったからであります。
昨日の稲村議員の元気な経済対策に対する、
答弁からも、危機意識の薄さを実感しています。
他方、役所の体質を問うてきた私でありますが、官民恊働で
新しい熱海を創造していくには、若手職員さんの意識改革と
抜擢登用が不可欠であります。若手職員の才能を封じ込め、
鬱病に追いやるような体質があるとすれば、即、ぶち壊さなければなりません。
従来の職務範囲に固執し、自らの価値観でやりたい仕事をしても全く意味を持ちません。
どうすれば熱海市に人が集まり、お金を落としてもらえるのか?
必死で考え、知恵を絞り、税金が入る仕組みづくりを考え、
税を公平に分配する戦略実行していかなければならないのであります。
仕事は与えられるものではありません。
官民恊働で真の熱海再生を願いまして質問に入ります。では、一問目であります。
(つずく)