今日は午前中に控室に入る。とある生活苦を訴える高齢者が来訪する。
過去の繁栄と現在の衰退を加速させる温泉町のギャップ。そのを引きづり、
熱海から離れることの出来ない老夫婦。妻は入院、夫は無職。
明日への希望を見いだせないその懊悩の深さ。頼れるのは所管課担当職員さん。
具体的に記載できないモドカシさはあるが、
所管職員さんと話し終えた高齢者が、生活保護の手続きをせず、
入室した際の暗い顔色から憑き物が落ちたように、
明るい表情を見せてお帰りになったのが印象的だった。ありがとう、F職員。さて、
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誉田哲也と言えば、2003年「アクセス」で
第4回ホーラーサスペンス大賞特別賞を受賞している。
刑事を主人公にした推理小説で人気が高く、
代表作の武士道シックティーンは映画化され、また、
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ストロベリーナイトは昨年11月、フジテレビ系土曜プレミアムにて
竹内結子主演でテレビドラマ化されている。
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だから、ど〜した。という、ことになるのだが。実は、
このストロベリーナイトの続編が、連続ドラマとなって
来春早々からフジテレビ系で放送が決定し、既に
撮影は快調なペースで進行している。その第7話で、
西伊豆か湯河原町でのロケを視野に、ロケハンティングしていたのだが、
制作担当者を口説きまくって、熱海ロケ誘致に神経を注いできた。で、
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今日のブログは元映画ファン、映画の友編集長で
現日本映画批評家大賞選考委員会代表の渡辺保子さんをご紹介しつつ、
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熱海残照ハウス(仮称)等々につなぐ予定だったが、今日、
正式に熱海ロケ決定したことを受けて、熱海でのロケ情報をお届けしたい。
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この番組、熱海にとってのメリットは、
番組を通じて熱海の地名がPRされることと、
ロケ隊ご一行50名の熱海市内ホテルでの宿泊を決め、夕食はスタッフ夫々メイメイ、
市内の飲食店を利用することを快諾してくれたことにある。
ロケ終了後や放送後の波及効果については未知数だが、
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芸能ものを得意ジャンルの一つとしてブログ掲載してきた小生としては、
これまでのアナログ的な、あの人は今、的な懐古物から先端ドラマの橋渡しまで、
熱海温泉を軸にご紹介することで、観光地にとっての
フィルムコミッションの必要性を知って頂くことも目的の一つである。これまで、
熱海市のフィルムコミッションは商工会議所内の某事業の中で動いている。だが、
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小生が所属する日本映画プロデューサー協会や
日本映画監督協会を始めとする関係組織や団体には残念ながら登録されていない。
そのことを指摘して頂いたのは、石森史郎氏(脚本家)で、先日役所控室にて、
秋田観光課長と面談した際にも、早いうちに、
映画テレビ関係機関にフィルムコミッションの正式登録をするよう、打診されていた。
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だからといって、秋田課長軽々に承諾は出来ない。前述したが、
熱海市内にもフィルムコミッションはある。ただ、商工会議所内での
フィルムコミッション年間予算額が僅か5万円程度しか計上されていない。
この金額では、映画テレビの熱海ロケ誘致を積極的に進めて行くには、全く機能しない。
ならば、他の自治体では、
フィルムコミッションをどのように位置づけているのか、明日、
ストロベリーナイトの詳細と合わせてご紹介したい。(つづく)