本会議3日目、トップの藤曲議員から数えて5番目、午後3時10分に登壇だ。
今日も同僚議員、特に杉山議員の通告内容や再質問、或は再々質問の主旨は明確で、
◎公共施設の行政コストに対する取り組みや
◎水道事業、下水道事業について、◎駅前広場事業や
◎マリンスパあたみの指定管理者と行政側の思惑に関して、或は、
◎教育振興基本計画に至まで、微に入り細にわたっる調査が際立っていた。
追求する視点の確かさに舌を巻きながら、ジッと聞き入り、登壇に備える。
小生の前置きに入る前に、昨晩の出来事から記述する。
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昨晩、午後10時少し前、高橋会長が事務所に来た。用件は、
今月初め被災地視察にご同行した、
小林良司氏(アドネット社長)が小生にプレゼントした
iPad2のカバーをわざわざ、お届け頂いたのである。丁度、
今日の登壇日に備え、通告書に因んだ再質問を構成していた。
会長は会長にすっかり懐いている、愛鳥る〜に握手を求めたり、
頭をなでる等しながらコミュニケーションをはかりながら、
ブルネイから帰郷した
澤田綋氏(ブルネイ日本友好協会事務長)歓迎会についてや、
新製品を買う際のタイミング等、笑いの絶えない時間を過ごす。
事務所でのやり取りは、
動画を参照にして頂くとして、さっこく、
熱海市議会6月定例会での小生の質疑をご案内する。
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ー村山憲三でございます。ただ今から、
今定例会における一般質問をさせて頂きます。私は、
今定例会は、東日本大震災をバネに、熱海温泉がどう、再生できるのかを問う、
重要な議会だと位置づけていたわけでございます。しかしながら、
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上程された補正予算案では、計画停電や節電の影響で、弱体化する一方の
基幹産業への効果は薄く、カンフル剤どころか、
国や県の補助事業に相乗りするだけの、消極的なものであります。確かに、
財源が乏しく、難しい舵取りを強いられているとは申せ、
小手先の弥縫策を見る限り、熱海市の危機的状況が当局に伝わっているのか、
はなはだ疑問を感ずるところでございます。
お陰さまで、私も4期目の付託を受けました。今後は、
もてる人脈をフルに活用して、コストパフォーマンスの高い、
新しい熱海の創造に向けた議員生活を送りたいと考え、
子世代孫世代に継承できる、アイディアとプランを提言し、
官民恊働で具現化を計って行く所存でございます。さて、
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3月十一日の巨大地震発生から今日で丁度、
3ヶ月と2週間が経過いたしました。大震災の傷跡は深く、
被災地復興への道は未だ遠く不透明であります。泉都熱海もまた、
計画停電や節電の影響による客離れ後遺症に悩まされています。
更に懸念されるのが、
南海、中南海、東海地震等の同時連動多発地震であります、
いつ起きるのか、津波はどこまでくるのか。
不安は尽きません。ただ、残酷な被災地の状況から見れば
熱海市の傷は浅く、官民の努力次第で道は開ける可能性は残されています。先ず、
被災地の現状を把握して、観光地熱海の津波対策や防災、
避難等に関するリサーチが不可欠となります。幸い、今月初め、
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岩手県宮古市を始め、山田町、大槌町、釜石市、大船渡市、陸前高田市、
気仙沼市、南三陸町等々の被災地を視察させて頂きました。
想像を絶する自然の破壊力に、まちは瓦礫の山と化しており、
茫然自失、言葉を失ってしまいました。視察して得た教訓ですが、
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過去の例を引き出すまでもなく、巨大地震の後、
震源地より離れた場所で必ず誘発地震が起きています。熱海市でも、
市民や観光客に対する、津波対策が喫緊の課題となるわけですが、
官民合同の避難訓練のスキームや避難場所を確保しているのか。また、その他、
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どのような防災対策をもって、危機対策に備えているのか。
不安材料が多く残っているわけであります。また、
日本経済に目を向ければ、大震災を機に
絶望的な統計データーが次々と発表されています。
信頼できる経済誌をみれば、震災が直撃した
4〜6月期の大企業の景況判断指数は
リーマンショック直後以来の落ち込みだと分析しています。
更に衝撃的なのは、生活保護者受給の増加であります。
(つづく)