熱海市議会6月定例会の二日目、
各会派議員による、
上程議案や一般質問など、
市当局との
質疑応答が始まった。
その中でも、
特に印象に残った
同僚議員の通告内容を紹介したい。
先ずトップバッターは、
稲村千尋議員。
「民間の開発行為に対する熱海市の監督・指導について」ふれ、
上多賀駅裏の
宅地造成大規模開発が、
工事途中で中断し、
残土の落とし込みなど、
乱開発による無残な傷跡を残している。
合計37区画、
無届造成工事に対して、
市の対応に切り込んだ。
また、
再質問では、
新庁舎建設に絡んで
辞職を表明した職員に触れ、
来年3月
まともに退職すれば
1,000万円近い退職金増となるのを捨てて、
職を辞するまでに追い込んだ、
行政のあり方を追求するうち、
感極まってか、
涙ながらに問い質す一幕も。
次いで午後から登壇した、
藤曲敬宏議員は、
国から派遣依頼された
行政経営課職員管理費について触れ、
住宅使用料及び賃貸料1,190,000円に対する支出や、
鳴り物入りで派遣された、
職員雇用で
具体的な経済振興政策が見えるのかを質すなど、
新人議員とは思えない、
ファージーだった論点を鋭く突く
質問だったと評価したい。
さて、
明日は小生の出番。
掲載が遅れていた
通告書の後半をブログアップする。
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3、TBS月曜ゴールデンドラマ
「左文字進12」のロケ現場となった、
熱海市の新観光スポット
「さくらの名所散策路」だが、
この事業に
巨額な血税を投入したにも係らず
「展望台花壇」は
養生マットむき出しの荒れ放題だが
放置している理由を説明して下さい。
4、コースタルリゾート計画
渚第3工区完成に伴い、
熱海を海から再生する目的で
高額所得者誘致に向けて
大型クルーザー係留施設建設を望むが、
大型艇(70フィートクラス)保管を視野に入れ
県との協議が不可欠だが、
計画実施に対して
熱海市ではどの程度の補助金を用意できるか説明して下さい。
5、市内の専業農家が
“熱海産ニンニク栽培”に成功しました。
このことで来年以降、
農業振興、地産地消を目的にとして、
青森県十和田市に匹敵する
“ニンニク”生産地として
脚光を浴びる可能性が出てきました。
生ニンニクから黒ニンニク、
派生するニンニク加工品による
“熱海ブランド”の
全国発信も夢ではありませんが、
その為の専業農家に対する
融資等の補助事業への対策は考えられるか。
6、昨年来、
私の選挙公約でもある
阿波踊りや
野外コンサート及び花火等のイベントによる
“熱海興し”が功を奏し
“新規観光客誘致”による
市内経済波及効果も顕著ですが、
これは“復活熱海元気ですよ実行委員会(NPO法人申請中)”なる
ボランティア団体が、
熱海芸妓組合や
一部ホテル旅館協同組合との企画と協力のもと
2年目を迎えました。
しかしながら
この実行委員会製作のイベントポスターやチラシから
“熱海市”の名前を外すように
委員会事務局に対して圧力をかけているようですが、
団体と相容れられない理由があれば説明して下さい。
7、新庁舎建設問題に係る
職員の人事案件が報道され、
もう一つの課題となって浮上しているが
今後の推進計画に支障はないのか。
議案から
1、姫の沢公園等の
指定管理者移行については
収益事業を図れる業者を対象にして公募できないか。
報告案件から
1、交通事故に係る損害賠償等は、
職員の綱紀や
倫理責任感の乱れからくるものではないのか。