熱海市議会11月定例会、
本会議3日目に登壇した3会派議員による、
質疑質問の中に、
共通した問題が提起された。
市内小中学校のいじめ問題とその対策について
公明党、熱海市民クラブと小生の
3議員に対する答弁をまとめて掲載する。
【壇上答弁 新村教育長】
私からは、
市内小中学校のいじめの認知件数と
その対策につきまして
答弁申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大防止のため、
臨時休業等の措置をとる以前の
令和元年度のいじめの認知件数は、
小中学校合わせて50 件だったものが、
令和2年度は 28 件、
令和3年度は 33 件となり減少しておりました。
これは、
教育活動が制限され、
粛々と学習を進めてきた状況の中で、
子ども同士の交流の機会も
少なかったからではないかと
推測しております。
しかしながら、
令和4年度に入り、学校行事や部活動等、
本来の
教育活動が計画的に進められるようになると、
一転して件数が増加し、
小中学校あわせて、
令和4年10月現在で 38 件を確認しており、
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大前の状況に近づきつつあります。
この事から、
本市の今年度の重点事項に、
いじめの問題を含めて、
対応を
行っているところでございます。
ー教育委員会事務局ー
また、
ここ数年でのいじめの特徴といたしましては、
児童・生徒の
スマートフォン等の通信機器の保有の増加に伴い、
ソーシャルネットワークサービス、
いわゆる
SNS上での中傷等のトラブルの増加が
顕著となっております。
このことを踏まえまして、
具体的には、
まず初期対応に重きを置いて、
児童・生徒本人や
その保護者の話を丁寧に聞いて
状況を確認する、
その後の人間関係に配慮した
個別の指導を心掛けるなど、
迅速な対応と
丁寧な傾聴に力を入れております。
また、
定期的な「いじめアンケート」の実施や、
人間関係に
心配なことがないか相談する機会を設けて、
問題の
早期発見とともに早期のいじめ解消に向けた
対策を
講じているところであります。