ブルネイ在住の、
大河内博氏から新型コロナウイルスの
感染状況について、
最新の情報が届いた。
ブルネイで猛威を振るっているのは、
日本と同じく、
デルタ型であり、
① 感染状況については、
本年8月7日、
昨年5月以来となる市中感染が
確認され、
その後、感染が急拡大
(8日までの累計感染者数は3,683名)。
8月26日、
政府は変異種(デルタ株)の国内感染を発表。
② 防疫措置の強化
(1)8月9日、
保健省が以下の防疫措置を発表
(当初8月21日までとしたが、
10月3日までに再延長)。
○あらゆる集会及び
理由のない外出禁止
(生活必需品購入を目的とする外出は1世帯2名まで)
○政府機関及び民間企業は
原則テレワークを実施
(医療・インフラなど
必要不可欠な分野のみ勤務可)
(2)水際措置は、
入国後の隔離措置等を
より厳格に実施し検査体制を拡充。
現行の
入国規制は維持
(原則入国禁止。申請に基づき
必要不可欠な渡航者の入国を個別に判断する。)。
(3) ワクチン接種状況
(1)外国人を含む
18歳以上を対象に順次接種中。
9月7日時点で、
成人の約27.4%がワクチンを2回接種
(約51.9%が1回接種)。
調達済みワクチンは、
モデルナ(56.6%)、
アストラゼネカ(28.5%)、
シノファーム(15.9%)、
ファイザー(数量不明)。
3月の保健省発表によれば、
本年中に
外国人を含む
全希望者の70%接種を目指している。
9月1日以降,
ワクチン在庫不足により
当面の間ワクチン接種(1回目)を停止
(高齢者,障がい者,妊婦及び
2回目接種ワクチンの予約確定者を除く)。
(2)上記に加え、
8月19日、シンガポールが
モデルナ製ワクチン10万回分を供与した他、
現在
ワクチン・スワップ供与について交渉中。