熱海市議会9月定例会、村山憲三の前置き②

が、この時点で既に、
熱海市は
盛り土の中に産業廃棄物が
混入されていることを
確認しており、
撤去などの行政指導を
何度も行っていたということです。

そして、
2011年2月には所有権が
現在の
所有者に移ったわけですが、
その際には、
行政指導が行われたようですが、
はっきりはしていません。
ただ、
盛り土にはその後も
手が加えられた形跡があることが、

難波喬司静岡県副知事が指摘しており、

この状態を見ると
誰かが手を入れたのだろうと思う。
また、

2010年より前の写真を見ると、
表面があんなにきれいな形になっていない。
買った方が
何らかの手を入れた。

ただ、それは

対処療法であって、
この盛り土は根治療法をしなければ
駄目だったのに、
対処療法で
表面だけ直したというのが
実態のようでございます。
また、

「土石流の原因は盛り土でいいのか。
それとも
起点はまだわからないかとのの質問に対しては、

7月にその調査を
土木学会、地盤工学会、砂防学会から
それぞれ委員が出席した
専門家が検証する、

第一回の委員会が開かれました。

この席で、

難波副知事らがこれまでの調査や
県の考察を説明したところ、

委員会では
ずさんな埋め立ての状況が
明らかにされました。

専門家は、
「一般的な施工の盛り土であれば崩れない」と話し、

岐阜大学 沢田和秀教授は
「盛り土がなぜあれだけの水を含んで、
広域に広がるほどの量になってしまったか、

そこが一番の分析の課題」と指摘したことで、

あの場所が
土石流に至るまでの原因が
次第に
明確になってきたわけでございます。

また、

熱海市は盛り土の中に
産業廃棄物が混入されていることを
確認していて、
撤去などの行政指導を
何度も行っていたということですが、
しかしながら、
許認可した側の行政が、

リスクがあるのになぜ許可したのか」、
ここが大きな
疑問点であり、問題点でもあります。

ただ、

今回の大きな問題点の一つとして
我々市民を前に突きつけているのが、

死者・行方不明者合わせて27人を出した
“未曾有の大災害”にもかかわらず、

現在の所有者が今も尚、
姿を見せていないと言うことであります。

以下同文。

 

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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