渡辺修一院長の能率協会月例会講話in ヤクルトホール ー熱海温泉の医療効果について語るー

少子高齢化が加速する中、
熱海市の生きるべく方向は、

”健康と温泉”を活用した事業であり、

近い将来を見据えた
官民一体となった取組みである。

既に大手ホテル旅館は
その方向性に活路を見出し、
巨額投資をして、
温泉施設建設を始めた。

小生も取組んでいる
温泉療法を軸にした医療施設が
今後益々増えるものと
期待されているのだが・・・。

さてその、

熱海温泉の効果効能について
渡辺修一院長
(渡辺耳鼻咽喉科•アレルギ科医院)が、
能率協会の月例研究会で講話した中から
昨日に続いて抜粋してご案内する。

・・・

ー温泉には水圧効果があります。

体表面にかかる静水圧により
全身に圧力がかかり
内蔵が刺激され内蔵運動となります。

つまり天然マッサージ状態となります。

脚には全血液量の
約3分の一が集まりこの血液が
心臓に送り出されるため、

「脚は第二の心臓」と
言われることがあります。

この脚の血液は陸上では
重力が邪魔をして血液が
心臓まで上がりにくくなります。

その結果、
下肢の静脈の流れが良くなり、
血液やリンパ液の循環も
活発になっていくのです。

なお、全身浴では

この水圧ではこの水圧により
心臓への負担が大きいのですが、
半身浴や足浴では
静水圧が減少するので
心臓への負担が軽くなります。

さらに浮力効果があります。

温泉に首までつかると
体重が約10分の一になり
体を自由に動かせるようになります。

体が軽くなった感覚により
筋肉が緩み、

脳波が「α波」の
リラックスした状態になります。

また、

体の各部分を速く動かすと
水の抵抗力が加わり
筋力の強化になります。

こうした温泉の利用から

心身をリフレッシュすることで、
健康維持に役立ちます。

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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