さて、早いもので
7月も終盤にさしかかり、
小生今日から3日間は
家業のラーメン屋の手伝いである。
接客業の難しさと楽しさを
ラーメン屋を通して
改て修行しているところだが、
体を動かし
笑いを共有できることで、
高齢者の健康促進にも
大いに役立っている。
さて、
髙橋弘会長の自伝、
”わが人生”(68)話に入ろう。
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ーまずは状況調査と証拠集めです。
店で売れ残ったフィルムを
3本ほど、メーカーに
返品してみました。
次のような手紙をそえ、
内容証明郵便で。
「これらは使用期限が切れて、
劣化しているので返品します。
フィルム価格に含まれている
現像料を返して下さい」
数日後メーカーから
新品のフィルムが届きました。
やはり内容証明で
こんな文書が付いていました。
「お送りいただいたフィルムは、
小売り価格の40%が現像料です。
そこで。その金額に相当する
新品のフィルムを送ります」
しめた・・・!
このメーカーの現像料は
40%だと判明したのです。
大手寡占のカーテンの向こうが、
ちらりと見えました。
次は使用期限前の
未使用フィルムを返品してみました。
「撮影の予定がなくなったので、
フィルムを返品します。
現像料を返してください」。すると、
「あなたが現像しないのは、
無料で現像する権利を
放棄したということです。ですから
現像料の返金には応じられません」という
返事が返ってきました。
なるほど、
そういう理屈できたか。
“敵”の姿が次第に明らかになっていきました。
(つづく)