熱海市の災害時における自衛隊派遣について、名川危機管理監に聞く。

ここのところ、東北地方を中心に地震が連発している。否が応でも
首都圏直下型やや神奈川県西部沖及び東海地震への波及を懸念しつつ、
今日は、名川危機管理監と控室にて、熱海市の減災体制や災害時における、
自衛隊派遣について話を聞いているのでご案内したい。

◎災害時における自衛隊派遣

「陸上自衛隊」
◯東海地震については、陸上自衛隊富士学校
◯突発地震については、駒門駐屯地第一戦車大隊が熱海市の担当で、
市から県をとおして派遣依頼をするのが原則だが、
大災害の場合は依頼が無くとも自衛隊の判断で派遣する。

「海上自衛隊及び海上保安庁」

◯基本的には市から県をとおして派遣依頼をする。
陸上自衛隊と異なり、熱海市への派遣船舶は定められていない。
観光客等の域外脱出及び緊急物資の搬送を依頼する。

◎防災訓練への自衛隊参加状況

◯毎年陸上自衛隊は、熱海市への進出訓練をはじめ、
緊急物資搬送訓練等をまた、
海上自衛隊では、観光客域外脱出訓練等を実施している。

ー芝生ひろばで実施されていた中央会場型訓練を
平成23年度から分散型訓練としておりますが、
海上自衛隊の艦船に参加していただき、
域外脱出訓練を耐震岸壁で実施しております。ただし、
平成25年度の訓練においては、訓練日に都合がつかなかったため、
海上保安庁の艦船にて訓練を実施しました。

◎要点

ー観光客の域外脱出訓練は、観光地熱海にとっては、
大変重要な訓練で、観光客の安全・安心に大きな役割を果たしております。

現在市の総合訓練での観光客役として、防火協会の
宿泊部門の方々に協力依頼し、艦船に乗船していただいたおり、
実際の災害時に観光客に説明出来るようにお願いしております。

しかしながら、分散型の訓練ですので、
耐震岸壁には参加者しかいない状態ですので、広く
市民・観光客に周知されているかがいささか心もとない点がございます。

従って、年1回の防災訓練だけではなく、機会を捉えて海上自衛隊の艦船が
いつでも熱海市へ派遣可能であるというアピールが、より一層
の安全・安心の街熱海へと繋がるものと感じております。
以上が危機管理監名川の所見でありますー

名川防災監

 

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

0 Comments
scroll to top