首長の裁量権に対する不信感!(旧岡本ホテル跡地高値買収と買い急ぐ理由について)

今日は愚妻と南熱海(下多賀中野)に向かった。愚息が建築中の新居を、
愚妻を伴い大工さん等へのお茶菓子を届ける。工事は写真の如くキュピッチで
進められており楽しみが増えた。さて、今朝の地元紙(伊豆毎日新聞)には

昨日閉会した熱海市議会2月定例会本会議での採決と、米山議員と小生の
反対討論の内容について掲載されていた。ここまで詳細に記事にされた事で、
多くの市民に対して反対する意味が届いたと思う事で、多少は
溜飲が下がる思いがした。しかし、当局に対する不信感が消えた訳ではない。

当局が買い急ぐ理由や交渉過程を隠蔽してまでも、交渉相手の言いなりで
高値買収し市民の血税を垂れ流すのかについてや、また、他の同僚議員は
どうしてこの買収劇に対して口をつぐむのか等々、疑問は消えない。では、
昨日の米山議員意引き続いて小生の反対討論も2回に分けて掲載したい。

ー熱海市政調査会、村山憲三です。ただ今から反対討論をさせて頂きます。
私が反対するのは、議案第1号平成26年度一般会計予算の中の、
旧岡本ホテル跡地購入費3億91,72万3千円に対してであります。

先の本会議場でも質問致しましたが、私は誰もが納得する適正価格での
購入であれば敢えて反対するものではありません。しかしながら、
ご案内のように、土地の鑑定評価が業者と熱海市側とで

約9000万円もの開きがあるにも係らず、市は見直しを図るどころか、
高額な公共用地取得案件を一般会計予算に入れて、半ば強引に
中央突破を強行し、市民の血税をムダに垂れ流そうとしていることに
異議を唱えるものであります。反対の理由を明確にするため、
私と意を同じくするPRESS熱海を抜粋、引用してご説明させて頂きます。

「旧岡本ホテル跡地について市が依頼した「鑑定評価」が判明した。
市が度々依頼するK不動産鑑定事務所によるもので、
驚くなかれ「3億100万円」という評価だ。
(この評価額)はすでに昨年4月には報告を受けているのだ。

所有者と交渉を臨むにあたって当然のこととして鑑定を求めたのだろう。
平成25年4月24日付けに報告されている。この間の経過について、
市長の表向きの説明はこうだ。

24年12月に所有者から買却の話しがあり、内部で検討、購入も視野に
25年4月から所有者と協議に入り、評価を4億円と提示され、3回目には
所有者が発注した鑑定評価書が出され価格は4億4500万円となっていた。

市側では粘り強く交渉し、3億9千万円で合意した。

評価は、立地、坪単価、今後の市民の利活用を考えて妥当と考えた。

およそこういうものであり、市側がわざわざ取り寄せた、
従来からよく依頼しており信頼度も高い思われる
K不動産鑑定事務所の鑑定結果には一切ふれようとしない。

ここに大いに不審がある。地方紙と市長との定例記者会見では、
土地の価格について、昨年10月からやりとりしており、記者側から

「価格は高すぎる。坪単価の算出も要領を得ない説明だし、
鑑定書が示されていないのは何故か」と問いかけても、市長は

口をつぐんで答弁を部長にふり、担当部長は不動産鑑定書の存在を
当初は否定し、その後「所有者側の評価額がまあまあ近い金額だという
意見はもらっている」などの“作り話”まで披露する始末である。

市長以下この件に携わった市幹部の背信行為は許しがたいではないか。

(つづく)

市長14日

村山憲三 ▪︎熱海市議会議員(5期)  

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