熱海市議会11月定例会最終日は、予想通り2件の上程案件が撤回された。また、
熱海市駅前広場条例の一部を改正する条例についても、当局案に賛成したのは、
越村議員一人だけという異例の事態となった。根底には、当局主導で進められてきた
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公益財団法人熱海市振興公社と一般社団法人熱海市観光協会の合併を視野に入れた
指定管理者指定への不満と不信感が各会派議員に広がったことに起因している。
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熱海市振興公社に関しては小生も数年前から、議会において、職員天下りの温床、
民業圧迫、雇用促進の妨げとして解体を要求してきたが、流れとしては、
今議会でも合併を前提とした観光協会への不透明な補助金について当局を追求した、
同僚議員に呼応する格好で関連議案が撤回に追い込まれた。それでは、
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齊藤市長の議案撤回説明の全文を掲載する。
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ー皆さん、おはようございます。議案第68号 指定管理者の指定について
(姫の沢公園)及び 議案第69号 指定管理者の指定について
(熱海市立姫の沢自然の家)の2議案の撤回につきまして、その理由をご説明いたします。
本2議案につきましては、来年4月から公益財団法人熱海市振興公社を指定管理者として
お認めいただきたく、この11月定例会に上程させていただきました。
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それぞれの所管委員会においては、公益財団法人熱海市振興公社と
一般社団法人熱海市観光協会の合併との関連も含めて、慎重にご審議をいただきました。
議案第68号については、観光建設公営企業委員会におきましては合併の問題とは切り離して、
指定管理者や施設利用の継続性等を考慮していただき、ご承認いただきました。一方、
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議案第69号については、総務福祉教育委員会において、合併に関する説明及び
議論が十分に尽くされていないなど多くのご意見が出され、否決との結果でございました。
このように、関連する議案第68号と議案第69号について、
所管委員会の判断が分かれている状況を重く受け止めております。
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議員各位のご賛同をいただくためには、我々のより一層の努力が必要であり、現時点では、
本会議にお諮(はか)りをする状況にないと考えております。
両議案の撤回をさせていただきたく、ご協議をよろしくお願い申し上げます。
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以上で本2議案の撤回理由の説明を終わりますが、
議員各位のご理解を賜(たまわ)りますよう、お願い申し上げます。
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