今朝事務所に入ると、坂下正尚氏から宅急便が届いていた。中には
一枚のDVDと手紙が添えてあった。坂下氏は、日本映画監督協会員で、
熱海温泉「残照ハウス」建設プランを提案して来た
監督協会有志の一人である。現在もプランは進行しているものの、
プランに適合した家屋が見つからないことから、監督協会有志の
根本順善、岡本明久氏と共に両監督作品を中心とした起雲閣にて
上映会を開催しながら、市内の映画ファンと監督が一体となって、
映画・映像の持つ文化的・社会的存在意義と可能 性を、子どもから大人まで
地域市民に浸透させることで映画・映像文化振興の一端を担いつつ、
落語や漫才等を東京吉本興業と提携する方向で進んでいるようだ。ただ、
これまで、観光会館が閉鎖されている分、起雲閣イベントホールの予約が取れず、
映画上映会の日程確保が困難な状態が続いており、未だ実現されてはいない。しかし、
「日本(映画・TV)ストーリーデザイン大賞」設立準備委員会メンバーでもあり、
応募作品の中からシナリオ化が可能な優秀作品の映像化には、
これまでの経験と実績。豊富な人脈に期待している。さて前置きが長くなったが、
DVDはNPO法人日本映画映像文化振興センターが制作、武蔵野市が後援した
第9回子どもシネマスクール成果作品「笑顔がいちばん」で坂下氏が監督している。
平成の金色夜叉映像化に不可欠なスポンサー募集の参考として、DVD制作には
成蹊学園や聖徳学園小中学校、映広、日活芸術学院、日本映画学校、
パナソニック&パナソニックワークショップスタジオDU、武蔵野市フィルムコミッション
日本ドッジビー協会、福島県観光交流局、新ふくしま農業協同組合、
イトーヨーカ堂、日本アークシステムズ、社団法人日本映画俳優協会他が協力しており、
日本映画テレビプロデューサー協会員としては大いに役に立つ贈り物となった。
また、DVDは時間の関係で断片的にしか観ていなが、あらすじと重ね合わせれば、
ー3:11の大震災で福島から東京に疎開して来た中2と小4二人の従兄弟と
汚染に神経質な人々からのいじめと葛藤、福島の子の心の痛みを知る疎開先の子供たち。
手話と笑顔でハッピーエンドストーリーとなるーようである。
久しぶりで、熱海を愛する日本映画監督協会有志の近況報告に代えたい。